参考記事、【J2】予習、横浜FC(2017年5月27日対戦)
概要
結果は2-1での岡山の勝利、
後半59分に岡山が2点目を取って以降、横浜が人数をかけて前がかりになる。
それまでは、横浜のロングパス狙いもあり、ボールがゴール方向に行き交う。(両者ともにコンパクトではない)
試合開始時の気温が30度という悪環境。
横浜のドリブル
イバ選手をはじめとるす横浜の前線の選手達、相手ゴールに背を向けてボールを受けると、反転してドリブルを仕掛けようとしてくる。
前半の前半に多く見られたが、この試合では実らず。
横浜の守備
1対1では身体を入れてボールを奪い取る守備がうまい。
自陣でしっかり守ってくるかと思えば、相手ペナルティエリア付近でも人数をかけてプレスをかけてくる。
3バックの横浜がゴール前に押し込まれている時は、基本は5-4のフォーメーション、ワントップのイバ選手は前目でカウンターを狙っている。
このゴール前の守備は、松本より柔らかい(内部にスペースがある)な印象。
横浜の攻撃
守備からボールを奪うと速攻。
横方向のボール移動もあるが、基本前への(ロング)パス、イバ選手がターゲット。
イバ選手と、それをフォローする選手がほぼ必ずいる。
イバ選手という絶対的なワントップがいるため、周囲の選手達の動きに迷いがなく、イバ選手の付近に集まってくる(そこからのワンタッチパスなどの展開)。
横浜の前がかり
2点目を取られた後の横浜、人数をかけて攻めるのは得意ではない。
やはりクロスなどのメインターゲットはイバ選手。
名古屋の対策?
これまで、千葉や京都などのロングパスを多用してくるチームに対しては、名古屋はコンパクトなフォーメーションを維持できず(ゴール方向に伸びて)、パス回しが悪くなる傾向にありました。
横浜戦もそうならないか心配です。
名古屋がフォーメーションを伸ばした状態で、前節で見せたような相手DFの裏を狙ったロングパスを出すのか、それともコンパクトさを目的にDFラインを上げるのか(FWラインを下げるのか)、あるいはまた新しい攻撃の形を試してくるのか、大きな見どころです。
ヨン・ア・ピン選手を軸とする横浜の3バックは強そうですし、シモビッチ選手ともう一人の選手だけで崩せるでしょうか?
フォーメーションが伸びた状態で、相手の土俵で勝負するのは嫌な展開です。
一方、横浜に攻め込まれるのはもちろん怖いのですが、岡山の2点目以降の横浜の前がかりや第14節の横浜対讃岐戦の前半(讃岐が守って、横浜がつなぐ)を見ると、横浜に人数をかけて攻め込ませた方が、横浜の良さを消せるように思います。
名古屋陣内あるいは自陣よりでフォーメーションがコンパクトなら、パス回しによく(そこで奪われると怖いですが)、相手DF裏のスペースも狙えて、名古屋に都合が良いでしょう。
どんな展開になるのか、名古屋の選手達がどんなプレーを見せてくれるのか、土曜日が楽しみです。
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