2017年5月11日木曜日

【J2】予習、大分トリニータ(2017年5月13日対戦)

次節、名古屋グランパスは大分トリニータと対戦します。

5月13日(土)、14:00より、大分銀行ドームです。


現在は名古屋3位、大分8位、しかし勝点差は「2」です。

京都戦山形戦が連続で引き分けだったので、ここで大分に勝って、勝点3を積み上げて欲しいところです。


大分トリニータ公式ホームページ



大分トリニータとは?


J1経験のある大分については、多くの方がご存知だと思います。

大分トリニータ(Wikipedia)
大分トリニータ(アンサイクロペディア)
大分トリニータ(ニコニコ大百科)
やる夫で学ぶJリーグの旅 その34 大分トリニータの巻(泳ぐやる夫シアター)

アンサイクロペディアとニコニコ大百科のページについては、風刺や面白おかしく書く事の比重が大きく、公正さや出典の明記などは保証されていませんのでご注意を。

大分トリニータは、2008年にJリーグ杯(ナビスコ杯)をとり、J1でも自己最高の4位でした。

しかし、2009年に大きな経営問題が発覚し、現浦和の西川選手、現FC東京の森重選手、現鹿島の金崎選手などの主力選手を放出する事になります。

その後、2011年より田坂和昭氏が監督となり、2013年はJ1で戦いましたが、1年でのJ2降格となります。

2015年には成績不振により田坂監督が解任され、その後も挽回できず、J3降格となりました。

2016年シーズンのJ3を優勝で終え、2017年からJ2復帰となりました。

時系列順にまとめると数行ですが、この間に大分サポさん達が遭遇した状況にはもうなんと言ったらよいのか。

大分の(2009年の)経営問題については、上記の記事を御覧下さい。



今シーズンの大分


今シーズンの大分の成績は、6勝2分け4敗、勝点20の8位、13得点11失点です。

12節終了時点で、13得点は11位から15位に相当し、11失点は6位から8位相当です。

第7節の山形と第10節の京都には3点取られて敗戦していますが、その他は無失点か1失点です。

守備力を重視しているチームと言えるでしょう。

ただ、大分の1試合平均のパス本数は523本で4位、ボール支配率は52%で6位と、パスを多用してくるチームでもあります。(名古屋は566本で3位、55%で3位です)

最近5試合の成績は、○○●△○と、上り調子です。

第10節(●)で京都に3点とられ、前節もオウンゴールで1失点しましたが、他3試合は無失点です。

第9節では湘南にも1-0で勝利しています。


Football LABのチーム内ランキングを見ると、現在のチーム得点王は、岐阜で2点を決めた後藤選手(5点)です。

これに、2得点2選手、1得点2選手が続きます。

アシストについては、小手川選手がチーム内で最も多い3アシストを決めています。

小手川選手はラストパス10で3アシストと、他の選手達よりも格段に高いアシスト率を誇ります。

また、アシストだけでなく、1ゴールを獲得しており、小手川選手は大分の前線で注意を払うべき選手です。

個別のパス交換の本数を見ると、竹内選手をはじめとするDF同士のパス交換が多く、その次はMFの鈴木(惇)選手とDF陣のパス交換です。

大分のパスのリズムを崩すなら、このボランチに位置するであろう鈴木(惇)選手をマークするべきです。




攻撃成功率



繰り返しますが、2016年の大分はJ3所属、2017年はJ2所属です。

2016年シーズンの大分のスタッツは高い得点率を誇っていましたが、2017年のJ2では、攻撃回数に対するゴール数の割合(ゴー/攻撃)は0.85%です。

これは主に、シュート本数に対するゴール数の割合(ゴー/シュ)が8.7%と低いためです。

一方の名古屋は、攻撃回数に対するシュート本数の割合(シュ/攻撃)がよくありません。

京都戦、山形戦と、ボールを持ってもシュートに至らない場面が多かったのが残念です。



大分の得点失点パターンで顕著なのは、得点パターンで「30m未満のパスから」が最も多く、5点(38%)ある事です。

次が、「セットプレーから」の3点です。

「PK」、「セットプレーから直接」、「スルーパスから」、「30m以上のパスから」はありません。

大分のゴール前は、スルーパスやクロスよりも、ショートパスをつないでのシュートを重要視している事が分かります。

一方、失点パターンで多いのは、「セットプレーから」と「その他」の3失点です。

現在の名古屋の得点パターンでは、「セットプレーから」と「クロスから」が5点(24%)ずつとなっています。

名古屋にはシモビッチ選手やフェリペガルシア選手らがおり、高さに強く、セットプレーでも期待できます。

ただ、セットプレーはサブオプションとして、ぜひとも名古屋の目指しているサッカーで点を取って欲しいと思います。



大分と名古屋のこれまでの戦い方を考えると、次節の見所は、名古屋の攻撃(ボール運び)対大分の守備です。

名古屋の攻撃が機能して複数点(の取り合い)になれば名古屋のペース、0点1点なら大分のペースです。

試合のペースが必ずしも勝利と一致しないのがサッカーの怖いところですが…。

名古屋の選手間の距離、そしてボール保持者の周囲の選手達がどれだけ動いて連動した攻撃ができるかに注目です。



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