2017年5月27日土曜日

【小ネタ】 Football LABのチャンスビルディングポイントの「1」とは?

これまで私の記事では触れなかった、Football LABの Chance Building Point (CBP、チャンスビルディングポイント) についての一言です。

CBPの「1」がどのようなプレーに相当するのか、よく分かりません。




CBPとは?


CBPとは、Football LABの提案する、「選手(またはチーム)が試合を通じてどれだけチャンス機会を構築することができたか」を定量的に示した数値です。

チャンスビルディングポイントとは(Football LAB)
Chance Building Pointの算出方法とPassデータ(Football LAB)

詳しい説明はこれらの記事を読んで頂くとして、CBPには「プレーの難易度」や「プレーが行われた場所」も考慮されているとの事です。

これらの要素の数値的な定義には非常に興味が湧きますが、説明はされていません。

それでも数値の大小は出るので、順位評価をする事は可能です。

有名な「サッカーコラム J3 Plus+」では、順位評価を利用した記事が何本か書かれています。


一方、このような計算方法だと、「プレーが行われた場所」は考慮されても「相手チームの守備」が考慮されていないという批判もあります。

フットボール・ラボのデータと簡単な攻撃評価法(戦術的なサッカーの見方)

CBPに対して私が持つ不満は、この数値の「1」が何を意味しているのか分からない事です。


それぞれの1単位


長さ、重さ、時間、通貨、回数などで、「1」とは基準になる数値です。

「1」が明確に定義されることで、桁や小数をとらえる感覚がはっきりします。

これまで私は、名古屋グランパスの対戦相手についてFootball LABのスタッツ(シュート本数など)を利用して記事を書いてきましたが、CBPはほとんど使ってきませんでした。

理由は、CBPの「1」が何を表しているのかよく分からないからです。

どのようなプレーが、CBPの「1」に相当するのでしょうか?

Football LABの各チームのページでは、選手達の名前の横にこのCBPと思しき数値が「攻撃」や「パス」について並んでいます。

最小値は0、最大値は二桁です。

数値は多いほうが良いのでしょうが、では1試合中のどの程度の活躍に相当するのでしょうか?

「シュート」については「マイナス値」も入っていて、混乱に拍車がかかります。(これの定義はどこにあるんだろうか?)



現状、CBPを積極的に使う事はできません。(順位評価を除いて)

CBPは、複数のプレーで具体例を示してもらうか、「1」が何を示すのか定量的な定義を明確にする必要があります。



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