2016年7月1日金曜日

【J1】 予習、大宮アルディージャ (2016年7月2日に名古屋と対戦)

大宮アルディージャ公式ホームページ

今週から2ndステージの開幕です。今週末は大宮アルディージャとの対戦です。1stステージの対戦では、豊田スタジアムで逆転負けを喫しました…。大宮でもやられたような気が。




戦績

  • 大宮は公式戦23試合で、11勝7分け5敗、22得点19失点です。
  • J1 1stステージは、17試合で7勝5分け5敗、勝点26で5位、17得点18失点でした。
  • ルヴァン杯(旧ヤマザキナビスコ杯)のグループステージでは、4勝2分けで突破しています。

今年J1に戻ってきた大宮ですが、これらの戦績が示すように好調です。J2で戦術と連携を深めて、帰ってきたようです。

2016年J1、大宮アルディージャの直近5試合の勝敗と先制点の有無。`yg'はナビスコ杯のグループステージです。勝敗の`w'は勝利、`d'は引き分け、`l'は敗北です。先制点の`y’は大宮アルディージャの先制点、`n'は相手チームの先制点、0は両チーム無得点です。haの`h'はホーム、`a'はアウェイです。

先制点が獲得できたのは14試合、先制点をとられたのは7試合、スコアレスドローが2試合です。

先制点をとった14試合では10勝4分け、先制点をとられた7試合では1勝1分け5敗でした。

大宮の試合で目立つのが1-0の勝利です。公式戦11勝のうち、8試合が1-0でした。あとは、2-1が2試合、2-0が1試合でした。

また、公式戦5敗のうち、3試合は1点差の敗北、1試合が2点差、そして1stステージ第4節の広島戦のみが1-5で唯一の大敗でした。

先制点をとった試合での敗北が無い事といい、今年の大宮は非常に手堅い、守備意識の強い試合運びをしている事が分かります。

しかし、最近5試合の結果は△○●△●と、あまり勝てていません。公式戦5敗のうち、最近だけで2敗していますから、今の調子は下向きです。名古屋はつけこむ事ができるでしょうか?


選手達

jleague.jpの選手名鑑で調べたところ、大宮の得点者は以下の通りです。
  • 5点、家長選手(MF)
  • 4点、江坂選手(MF)
  • 3点、ムルジャ選手(FW)
  • 2点、ペチュニク選手(MF)
あとは、1得点の選手達が8名です。

これらの名前が出ている選手達が攻撃の核で、しかし予想外の選手達もゴールを決めている、といった所でしょうか。

DFの和田選手は、途中出場を含め、全22試合に出場しています。他は、
  • 21試合、江坂選手(MF)
  • 19試合、泉澤選手(MF)
  • 18試合、横谷選手(MF)、岩上選手(MF)、ペチュニク選手(MF)、河本選手(DF)
  • 17試合、家長選手(MF)
です。DFの和田選手と河本選手以外、守備陣の名前が出ていませんが、それでも堅い守備なんですよね。羨ましい(´・ω・`)。


スタッツ

得点失点パターン

Football LABの大宮のページにある、得点と失点のパターンを眺めてみます。

大宮の得点パターンの多くを占めるのは、「セットプレーから」が5得点(29%)、「クロスから」が5得点(29%)です。ムルジャ選手が187cmあるので、セットプレーやクロスでは要注意です。

ただ前回の大宮との対戦で印象に残っているのは、特に前半、家長選手と泉澤選手による左サイドでの崩しです(【J1、試合観戦】 2016/4/10 1st-6 名古屋グランパス対大宮アルディージャ)。

名古屋にとっては右サイドですから、矢野選手とCB、ボランチによる守備に頑張って欲しいです。

大宮の失点パターンで最も多いのは、「セットプレーから」が39%です。しかし、点数でいうと7失点で、これは名古屋の「セットプレーから」の8失点より少ない値です。

う~ん、相手に守備を固められたら、とりあえずシュートでCK狙い、ですかね?


攻撃の各成功率

次に、Football LABの名古屋と大宮のスタッツの数値を使って、ゴールにいたるまでの攻撃行動の比(成功率)を計算しました。

攻撃回数に対する30mラインの進入回数の割合(30進/攻撃)など、ほぼ同じような数字を見せています。(大宮が名古屋と同じくらいクロスに依存しているのが、ちょっと驚きました。)

しかし、攻撃回数に対するシュートの割合(シュ/攻撃)は、名古屋と大宮で2.6%ほど異なります。原因はシュート本数の差です。

これが、そのままゴール数の差に反映され、攻撃回数に対するゴールの割合(ゴー/攻撃)が0.3%近い差になっています。

名古屋と大宮は、攻撃回数に対する30mラインの進入回数の割合(30進/攻撃)と、30mラインの進入回数に対するクロス本数の割合(クロ/30進)がほぼ同じです。

従って大宮は、ゴール前にボールを送っても、なかなかシュートにいたらない傾向があるようです。これが大宮の攻撃の一つの潰しどころですかね。

名古屋と大宮は、シュートさえ撃てれば、全シュート本数、枠内シュート本数、ゴール数の割合は同じ程度です。

なお、大宮の平均シュート本数9.8は、リーグ17位です。




土曜日の試合の見所ですが、名古屋の長所である攻撃と、大宮の長所である守備との激突でしょうか。

ただ、名古屋は相手の守備を崩すのが得意でありませんので、ボールを奪ってからの速攻、あるいは高さを活かした攻撃で、大宮の守備をいかに無力化するかが見ものでしょう。(そして大宮がどう守るのか)

また、川又選手がスタメンなら、プレス戦術にも期待したいところです。連動できるか、全力で走りこめるかが心配です。

あと、運動量と守備ぃ…。






にほんブログ村 サッカーブログ 名古屋グランパスエイトへ
クリックして頂けると励みになりますm(_ _)m

0 件のコメント:

コメントを投稿

注目の投稿

サッカーにおけるボロノイ図使用の制限、ボロノイ図とは?

本記事の主張は、「 サッカーではボロノイ図を無制限に信頼しないでね 」、です。 特に私が危惧しているのは、盲目的な信頼によって、ボロノイ図が選手批判に使用される事です。 事実として、選手たちが動いてない時(動きが悪い時)ほど、ボロノイ図は各人がカバーできる領域に近くなり...