鹿島アントラーズ公式ホームページ
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戦績
- 鹿島は25試合を終えて、14勝4分け7敗、42得点27失点です。
- J1(年間)では、13勝3分け3敗、勝点42の2位、34得点15失点です。
- ルヴァン杯の予選では、1勝1分け4敗、8得点12失点と振るわず、敗退しました。
J1 1stステージでは、川崎を振りきって優勝しています。
今季の鹿島は失点数が少なく、2ndステージ第2節を終え、15失点はリーグ1位の少なさです。
2ndステージ第1節で、ガンバ大阪に3得点され、ちょっと数値が悪くなりました。
またJ1での好成績に対して、ルヴァンカップでは成績が悪く、予選敗退となっています。
カイオ選手の移籍もあり、今が踏ん張りどころです。
例のごとく、鹿島の今季の勝敗と先制点の有無について調べました。
2016年J1、鹿島アントラーズの直近5試合の勝敗と先制点の有無。勝敗の`w'は勝利、`d'は引き分け、`l'は敗北です。先制点の`y’は鹿島アントラーズの先制点、`n'は相手チームの先制点、0は両チーム無得点です。haの`h'はホーム、`a'はアウェイです。 |
先制点を獲得した15試合の勝敗は、11勝2分け2敗(勝率73%)、先制点を奪われた9試合の勝敗は、2勝1分け6敗(勝率22%)です。
川崎が先制点を奪われた際の成績が2勝3分け3敗だった事を考慮すると、鹿島相手にはまだ先制すれば勝ち目が多いように思えます。
最近5試合の結果を見ると、1stステージの3試合は安定しているように見えますが、2ndステージに入ってからは、3点取られて敗北、4点取って勝利、とちょっと不安定な数字のバラつきです。
5試合中4試合で先制点がとれており、試合の立ち上がりについては好調を維持しているようです。
前回の対戦では田口選手のミドルシュートが突き刺さりましたが、今回はどうでしょうか?
選手達
色々と情報が錯綜しましたが、カイオ選手がUAEに移籍しました。(鹿島アントラーズ、FWカイオがUAEアル・アインへ完全移籍することを正式発表、ドメサカブログ)今季の名古屋鹿島戦2試合の逆転劇は、いづれもカイオ選手のドリブル突破から始まった印象です。
相手選手の移籍を喜ぶのは好ましくありませんが、でもほんとにカイオ選手のドリブルは怖かったです。
鹿島の得点者は以下の通りです。
- 9得点、金崎選手(MF)
- 8得点、土居選手(MF)
- 3得点、鈴木選手(FW)、遠藤選手(MF)、山本選手(DF)
あとは柴崎選手(MF)が2得点、1得点の選手が6名です。
スタメンと途中交代を合わせた出場試合数は、以下の通りです。
- 23試合、柴崎選手(MF)、西選手(DF)。
- 22試合、鈴木選手(FW)、小笠原選手(MF)、土居選手(MF)。
- 21試合、山本選手(DF)、曽ヶ端選手(GK)。
- 20試合、遠藤選手(MF)、昌子選手(DF)。
- 19試合、永木選手(MF)。
Football LABの次回対戦データのページを見ると、鹿島側の欠場者はいません。
名古屋は、イ・スンヒ選手が出場停止、田口選手、森選手、和泉選手が負傷欠場となっています。(和泉選手?)
2016明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第2節 退場に伴うイ スンヒ選手(名古屋)の出場停止処分について (jleague.jp)
あと、名古屋公式の情報として、小川選手が負傷(全治4週間)との事です。
スタッツ
得点失点パターンFootball LABの鹿島のページを見ると、鹿島の得点パターンでは、「クロスからの得点」が11点(37%)と最多です。
その次は、「その他」と「ショートパスから」が、それぞれ5点(17%)です。
名古屋の失点パターンは、「セットプレーから」が8点(27%)、その次が「クロスから」と「ショートパスから」で5点(17%)ずつです。
名古屋は、鹿島の「クロスから」と「ショートパスから」の攻撃に注意を払うべきです。
名古屋の両SBのクロスを上げさせないための対応と、ゴール前での守備の連携に注目したいです。
一方、鹿島の失点パターンについては、鹿島自体失点数の少ないチームですが、「セットプレーからの失点」が最多の5点(38%)になっています。
その次は、「クロスから」と「ショートパスから」が2点(15%)ずつです。
名古屋の得点パターンは、「セットプレーから」と「クロスから」が最多の6点(25%)ずつなので、この攻防は両者力を入れてくると思います。
名古屋については、セットプレー数とクロス本数をどう増やすか、どれだけ増やせるかに注目したいです。
川崎戦は散々でしたから。
攻撃の成功率
名古屋と鹿島のスタッツの数値から、各攻撃行動の成功率を比較しました。
2ndステージ第1節終了時の数値だと思われます。名古屋の数値が川崎戦の前と変わっていないので。 |
攻撃回数に対する30mラインの進入回数の割合(30進/攻撃)を見ると、名古屋28%、鹿島36%と、8%程度の差があります。
鹿島は、攻撃回数自体が名古屋より9回多く、さらに30mライン進入回数は14回の差があります。
これが8%の差の原因です。
川崎の42%に比べればマシですが、普通にやれば中盤は鹿島に支配されそうです。
30mラインの進入回数に対するクロス本数の割合(クロ/30進)は、名古屋が44%、鹿島が40%と、4%の違いです。
1試合の平均クロス本数を見ると、鹿島が名古屋より4本多い事が分かります。
しかし、上の得点失点パターンでみたように、鹿島はクロスからの得点が11、名古屋は6です。
1試合に16本と20本のクロスの差で、クロスからの得点が倍近く異なるのもおかしな話です。(名古屋にはシモビッチ選手がいるというのに)
鹿島のクロス戦術にはきっと学ぶものがあるでしょう。
シュートとゴールに関する比(枠内/シュ、ゴー/枠内)の値は、名古屋と鹿島でほぼ同じです。
最終的な攻撃回数に対するゴールの割合(ゴー;/攻撃)は、名古屋1.01に対して鹿島が1.16と若干上回っていますが、これは攻撃回数にたいするシュートの割合(シュー/攻撃)の違いがそのまま反映されています。
あと、名古屋と鹿島の失点数の差、守備力の差を定量的に知りたくて、どの程度の時間間隔で能動的にボールを取り戻すのか、試算して見ました。
使う数値は、スタッツに表示されている、1試合のインターセプト数とオフサイド数、そして守備の時間を計算するためのボールの支配率です。
インターセプト数とオフサイド数を足して、守備の時間をこの値で割り、何分間隔で、ボールを能動的に奪い返しているかを評価します。
インターセプト数とオフサイド数は、スタッツに表示されている指標の中で、相手チームからボールを奪う事を示している数値です。
結果として、名古屋は10.2分間隔、鹿島は6.3分間隔ででボールを奪い返していました。
もちろん、守備のスタイルも色々あり、これらの指標が全てでは無い訳ですが、誇張すると倍近い差がついています。
水曜日はどういう試合になるでしょうか?楽しみです。
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