2016年5月11日水曜日

【J1】 予習、ヴァンフォーレ甲府 (2016年5月14日に名古屋と対戦)

5月14日は、ヴァンフォーレ甲府とシーズン2度目の対戦(@甲府)です。前回は、4月20日にナビスコ杯のグループステージで対戦しました。結果は0-0の引き分けでした。楢崎選手が負傷した試合でもあります。




戦績


  • 公式戦通算戦績は、15戦を終え、3勝7分け5敗、15得点19失点です。
  • J1では、2勝5分け4敗の勝ち点11で13位(名古屋は11位)、13得点17失点です。
  • ナビスコ杯では、1勝2分け1敗の勝ち点5で3位、2得点2失点です。

リーグ戦にしろナビスコ杯にしろ、引き分けの多さが目をひきます。

2016年、ヴァンフォーレ甲府の勝敗と先制点の有無。`yg'はナビス杯のグループステージ。勝敗の`w'は勝利、`d'は引き分け、`l'は敗北です。先制点の`y’はヴァンフォーレ甲府の先制点、`n'は相手チームの先制点、0は両チーム無得点です。
甲府の先制点と勝敗の関係は、先制点をとった試合では3勝3分けです。先制点をとられた試合では、2分け5敗です。両チーム無失点の引き分けが2試合あります。直近の5試合のうち、2試合では先制点をとりながらも引き分けに持ち込まれ、また1試合では先制点をとられながらも引き分けにできました。堅守速攻の戦術と勝敗パターンを見せている甲府ですが、最近は良くも悪くもちょっと不安定な結果です。

選手達

ヴァンフォーレ甲府の得点者は以下の通りです。

  • 6得点、クリスティアーノ選手(FW)。
  • 2得点、稲垣選手(MF)、津田選手(DF)。
  • 1得点、チュカ選手(FW)、ニウソン選手(FW)、セレスキー選手(MF)、田中選手(MF)、熊谷選手(DF)。
やはりクリスティアーノ選手が飛び抜けています。

試合出場数の上位は以下の通りです。

  • 15試合、稲垣選手(MF)、田中選手(MF)。
  • 14試合、クリスティアーノ選手(FW)。
  • 12試合、黒木選手(MF)、新井選手(MF)。
  • 11試合、津田選手(DF)、松橋選手(DF)、山本選手(DF)、河田選手(GK)。
これまで全試合に出場している稲垣選手田中選手が、クリスティアーノ選手を含めて、このチームの替えの効かない選手達なのでしょう。jleague.jpの選手名鑑見ると、二人共出場しっぱなしです。ちなみに、クリスティアーノ選手は前回の名古屋戦に出場していないので、今回が今シーズン初対戦になります。

DFとGKの最長出場試合数が11試合というのは、リーグ戦にほぼ限定しているためのようです。(Football LABのヴァンフォーレ甲府のページを御覧下さい。Football LABはトラッキングデータを扱っている関係上、リーグ戦のみの出場データを表示しています。)

前回の予習記事では、出場試合数が0の選手は4名だと書きましたが、今では2名に減っています。負傷者もありますが、リーグ戦のスタメンになる選手達に加え、他の選手達も使って総力戦でシーズンを戦うという傾向がよく出ています。

戦術とトラッキングデータ

甲府のスプリント回数は151回で、川崎と並んでJ1最下位です(名古屋は178回で3位)。走行距離は、114.7kmの10位です(名古屋は112.6kmの15位)。カウンター・速攻が得意な2チームですが、スプリント回数の差は、攻撃に掛ける人数の違い、あるいは前線からのチェイスを行うかどうかの違いでしょうか?

Football LAB 名古屋のページ

甲府と名古屋パスの傾向はよく似ています。距離別のパス本数の違いは1割程度です。ゾーン別のパス本数やパスの方向の分布も似通っています。パス本数の合計は、甲府が375本で16位、名古屋が371本で17位です。これらの数字を見るに、細かい組み立てはともかく、攻撃の傾向は似ているのでしょう。

試合当初は、おそらく前回と同様に中盤のボールの奪い合いからゴールに押し寄せる展開になるでしょう。その時の速攻・カウンターを先にどちらが決めるのか、注目です。甲府は、あるいはゴール前からのロングカウンターをしかけてくるかもしれません。名古屋は、高さはともかく崩しはあまり得意ではないので。あと最近の甲府のハイライト動画見ましたが、クリスティアーノ選手のFKはやはり怖いです。

そして、勝利のために先制点を必要としている両チームですが、ともに失点の多い両チームでもあります。甲府の得失点差は-4、名古屋は-2です。守備でミスが出ると、試合展開を変えるかもしれません。

土曜日の試合が楽しみです。


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