2016年4月17日日曜日

【J1】 予習、ヴァンフォーレ甲府 (2016年4月20日に名古屋と対戦)

まず、今回の熊本の地震で亡くなった方々のご冥福、地震活動の収束、そして被災者の皆さんの状況が一刻も早く良くなることを祈ります。

強い余震の影響により、4/16のアビスパ福岡対名古屋グランパスを含めた6試合は中止になりました。以下、次の対戦相手であるヴァンフォーレ甲府についての情報です。


ヴァンフォーレ甲府公式

戦績

  • ヴァンフォーレ甲府のJ1の戦績は、2勝2分け3敗、得点8失点10、勝点8の12位です。
名古屋は4/16の試合が無かったので、2勝1分け3敗、勝点7の13位です。似た戦績の相手との対戦は、負けられません。これまでの公式戦10戦の成績は3勝3分け3敗で、勝ち、引き分け、負けを繰り返しています。最近5試合の成績は、1勝2分け2敗です。最近負けが込んできた名古屋の成績とはちょっと異なります。

戦術と先制点

J1第4節で川崎に0-4で敗北していますが、2点差以上の負けはそれのみです。2点差以上の勝利は2試合あります。後は1点差での勝敗です。面白いことに、甲府が先制点をとれた4試合の内、3試合で甲府が勝利、1試合で引き分けでした。他の引き分け、負けた試合では、甲府は無得点あるいは先制点をとれませんでした。

これは、(ロング)カウンターが得意な堅守速攻のチームによくある傾向です。ヴァンフォーレ甲府は堅守速攻のチームだと言われますが、得点の傾向もそれを表しています。組織的守備をよく鍛え、数名の能力の高い攻撃陣がいるチームが先制点をとる事ができれば、相手は攻撃の度にカウンターの高いリスクを負うことになります。一方で、スペースと攻撃陣の組み合わせが封じられてしまう、あるいは先制点を奪われ、人数をかけて攻撃しようとすると、守備に重点を置いたチームではなかなか得点をとれず、悪循環に陥りがちです。

このように戦術がはっきりしている相手チームに対して、名古屋がどう対応する(できる)か楽しみです。先制点が大きな分岐点になります。何か対応策を用意するのか、基本戦術は変えずに選手達の奮起にかけるのか、それとも絶好調の選手が出てくるのか。(それとも何もでk...)

選手達

甲府といえば、何と言ってもクリスティアーノ選手でしょう。去年は柏で公式戦39試合18得点でした。今シーズンも7試合で5得点(2得点が2試合)、現在の得点ランキングは2位です。他の得点者は、稲垣選手、セレスキー選手、ニウソン選手、チュカ選手が1得点ずつです。名古屋の守備の要点はクリスティアーノ選手をまず抑え、他の選手達にも気を配る事になるでしょう。

甲府は今季10戦していますが、10試合共出場しているのは、田中選手、稲垣選手、クリスティアーノ選手の3選手のみです。一方で出場試合数が0の選手は4人です。多くの選手を出場させ、選手達の疲労を分散させ、競争意識を煽っているのでしょうか?多くの選手を入れ替えても一定のレベルの守備ができる自信があるのだと思います。

これは、今季のほとんどの試合を固定メンバーで戦っている名古屋と大きく違う点です。名古屋は8試合に出場している選手が8名(名古屋はナビスコカップの大宮戦で多数の選手を入れ替えた)、そして出場試合数0の選手が9名です。それぞれの起用法に長所と短所があり、シーズンの結果にどう影響を及ぼすのでしょうか?

名古屋の勝利を祈っています。



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