2016年5月6日金曜日

【J1】 予習、ヴィッセル神戸 (2016年5月8日に名古屋と対戦)

5/8に名古屋グランパスと対戦するヴィッセル神戸の予習情報です。

ヴィッセル神戸公式ホームページ

戦績

  • 公式戦通算成績は、6勝3分け3敗、23得点16失点で得失点差+7です。
  • J1では、現在8位、4勝2分け3敗で勝ち点14、16得点13失点で得失点差+3です。
  • ナビスコ杯では、Aグループの2位、2勝1分け0敗の勝ち点7、7得点3失点で得失点差+4です。


以下、公式戦の勝敗と先制点の有無をまとめた表です。
2016年、ヴィッセル神戸の勝敗と先制点の有無。`yg'はナビス杯のグループステージ。勝敗の`w'は勝利、`d'は引き分け、`l'は敗北です。先制点の`y’はヴィッセル神戸の先制点、`n'は相手チームの先制点、0は両チーム無得点です。
神戸は、最初の3試合は1勝2敗だったものの、その後は4連勝、そして直近5試合の結果は△△△●○となっており、最近は少し足踏み状態です。

神戸の先制点と勝敗の関係は面白く、先制点をとった試合が4試合、先制点をとられた試合が7試合、スコアレスドローが1試合あります。先制点をとられる試合が多めです。しかし、その中身は、先制点をとった試合では3勝1分け、先制点をとられた試合では3勝1分け3敗です。先制点をとった試合でも勝っていますが、先制点をとられた試合でも半分以上は勝利と引き分けです。名古屋が先制点をとっても油断できないチームです。

ちなみに、Football LABのマッチレビューには、名古屋はリーグ戦では神戸に対して11連勝中と書いてありましたが、この記録がさらに伸びるのでしょうか?

選手

神戸は、3人のFWが6点ずつとっています。渡邊選手、レアンドロ選手、ペドロ・ジュニオール選手です。リーグ戦に限ってもこれらの選手の得点は4点、5点、3点です。強力なFW陣です。あとは、DFの相馬選手が3点、FWの小川選手と石津選手が1点ずつです。MFが無得点なのは、興味深い傾向ですね。

出場試合数は以下の通りです。

  • 12試合、ペドロ・ジュニオール選手(FW)、藤田選手(MF)、高橋選手(DF)。
  • 11試合、渡邊選手(FW)、伊野波選手(DF)。
  • 10試合、レアンドロ(FW)、三原選手(MF)、岩波選手(DF)、相馬選手(DF)、キムスンギュ選手(GK)。

次回のスタメンも、ほぼこのメンツだと思います。あと一人、MFは誰が入るんでしょうね?

戦術

jleague.jpを見ると、神戸の走行距離は111.3kmで18位(名古屋が112.3kmで17位)、スプリント回数は170回の8位(名古屋は178回で3位)です。走力のデータだけ見ると似た感じです。

Football LAB 名古屋のページ

ただ、Football LABのパスのデータには違いが見られます。神戸のパス本数は493本でリーグ9位、ほぼ平均値です。一方の名古屋は354本の18位です。また神戸のパス本数は、センターラインの前後がほぼ同等で、最も高い割合になっています。ボール支配率は、53%の8位です。神戸の攻撃指向は、ポゼッションによる前掛かりでも、速攻(カウンター)重視の後ろ重心でも無さそうです。

合わせて18点をとっているFW3人に代表されるように、ゴールの成功率は高いです。1試合のシュート数は12.7本の8位ですが、ゴール数は1.8の3位です。名古屋と神戸の得点失点パターンを比較すると、神戸がドリブルやこぼれ球から5得点している事、名古屋がドリブルに対して3失点している事が気になります。

神戸の攻撃をまとめると、走行距離は短いので、選手達のポジションチェンジなどの動きも少ないと考えていいでしょう。これは、FW、MF、DFの前後関係をあまり動かさず、パスをつないで、最後の攻撃はFW陣に託すという傾向になります。そうなると、FWへのパスを妨害して、FWの機能を止める事が最重要課題になります。FWへのパスをカットするには、MF(ボランチ)の運動量が重要になるでしょう。ここが見所ですかね。DF陣にも致命的なパスをクリアして欲しい。

名古屋の得点パターンと神戸の失点パターンを比較すると、やはり名古屋はセットプレーあるいはクロスから攻撃が優位でしょうか。選手達の身長を見比べてみると、名古屋のほうが平均身長は高そうです。後、名古屋の攻撃では、いつもの中盤でボールを奪ってからの速攻、そして速攻がちょっと遅くなった際にちょっとした連携(ワン・ツー)が見れると、楽しそうです。



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