2016年5月26日木曜日

【ナビスコ杯、TV観戦】 2016/5/25 GS-6 ヴィッセル神戸対名古屋グランパス

4-0? 何それ、美味しいの?(´・ω・`)

現地の名古屋サポーターの皆さん、ご苦労様でした。前の方で声を上げてたサラリーマン風の皆さん、目立ってましたね。

結果として、派手にやられた試合になってしまいました。前回の鹿島戦は、点を取りながら最後に「ギャーッ」で終了しましたが、今回は終始押されっぱなしで、残念でした。

名古屋のシュート数は5本で、CK数は3本。神戸のシュート数は17本で、CK数は5本。名古屋がロングカウンターを狙って、ゴール前に引きこもっていた訳では無いので、このシュート本数の差は、中盤のボールのつなぎの成功数に比例すると考えてよいでしょう。神戸はプレスもかけてきましたが。

川又選手のシュートが入っていたらな~、残念。

Jリーグ.jpの試合結果・データ
名古屋グランパスによる試合データ と レポート
ヴィッセル神戸による試合情報



試合展開について

名古屋は9人のスタメンを変えてきました。前回と同じくスタメンなのは、CBの竹内選手とオーマン選手だけでした。名古屋のメンツは、1トップに川又選手、その相方に小屋松選手、左MFが杉森選手、右MFが古林選手、ボランチが磯村選手と矢田選手、左SBが安田選手、右SBが森選手、CBが竹内選手とオーマン選手、GKが荻選手でした。

対して、神戸はレアンドロ選手とペドロ・ジュニオール選手を含めた、主力メンバーです。

前回の対戦では、レアンドロ選手とペドロ・ジュニオール選手へのボール供給を断つ事で、両選手を封じ込めたと思います。基本的にDFラインの前にいる両選手に対して、ボランチの2人がメインになり、パスを妨害していました。

今回の対戦では、この両選手にボールがよく入り、ゴール前での活躍を許してしまいました。解説の方もずーっと言っていましたが、主な原因は、ボランチが前に出過ぎて(ボランチとCBとの距離が長くなりすぎて)、ボランチの後方のスペースにパスを通された事です。

例えば、スカパーで放映された前半25分38秒の場面では、CB2人ととボランチ2人の距離が15mほど開いています。この場面では、神戸陣内で川又選手がボールを追いかけ、神戸GKの前まで移動しています。名古屋のDF陣は、センターラインに近い所まで上がっており、川又選手の動きに合わせるように、ボランチ(MFライン)も前に進んでいます。

この場面、ボランチの2人が一緒に前に出る必要は無かったと思います。GKからのロングパスが予想されるこの場面で、レアンドロ選手とペドロ・ジュニオール選手に対して、横一線に並んでいるDF陣のみで対処させるのは、とても不安です。5mならまだしも、15mも距離が開いていると、ボランチの選手はすぐにDFラインの前に戻る事はできません。

相手チームが主力で勝利を狙ってきており、こちらは普段スタメンで無い選手達を出す状況下、名古屋はせめて一人は守備専に徹するべきだったかと思います。

神戸のプレッシング

この試合、神戸は積極的にボールを前に進めてきましたが、さらに前線の選手達による組織的なプレッシング戦術も見せました。

試合時間85分50秒、名古屋のGK萩選手がボールをキャッチ。ペナルティアークの前にいた小川選手に向かってボールを転がす。小川選手がボールを名古屋のDFに戻すと、近くに居たペドロ・ジュニオール選手とレアンドロ選手がプレッシャーをかける。

85分56秒、DFの選手がペナルティアークから左サイドにボールを出そうとすると、神戸の選手が画面左端、20mほど離れた位置から駆け出し、パスをインターセプトして、また神戸の攻撃につなげる。その後の攻撃は成功しませんでしたが。

この時の神戸のプレッシングが成功した理由は、ゴール前の状況と、後方の味方選手の飛び出しです。ゴール前に神戸の選手達が残っている状況で、GKがペナルティエリア付近にボールを出してしまい、それが切欠となって名古屋のDFが神戸の選手達のプレッシャーを受け、このDFがパスを出す事を神戸の後方の選手に予想され、インターセプトされました。

おそらく、神戸は普段からこのプレスの練習もしていて、苦し紛れのパスを後方の選手がインターセプトする事に慣れていたと思います。名古屋はボランチの守備からの速攻や、例えば永井選手のインターセプトからのカウンターはあるのですが、こういうプレスからのショートカウンターも見たいです。

名古屋の攻撃

後半の後半は、神戸が前がかりになり、また疲れて脚も動かなくなったのか、名古屋の攻撃の場面が目立ちました。

杉森選手のペナルティエリア内でのシュート、良かったです。今後もシュートチャンスは、積極的に撃って欲しいです。神戸の北本選手はかなり痛そうでしたが。

この試合、名古屋の唯一の決定機は、小屋松選手のボール奪取からの、川又選手のシュートでした。神戸GKのナイスセーブで、残念!

古林選手から川又選手へのクロス?もありましたが、残念ながらオフサイドでした。

前半に左サイドでゴールライン近くまで押し込んだ場面がありましたが、うーん、シュートを撃って欲しかったです。合計でシュート5本、チームとしての良い攻撃の形がほぼ作れなかった結果です。

この試合で左右のSBを務めた安田選手、最後座り込んじゃってましたね。またリーグ戦のスタメンで出て欲しいです。今日の髪型はパンチパーマ?


週末の湘南戦、どんな試合になるのか楽しみです。



にほんブログ村 サッカーブログ 名古屋グランパスエイトへ
クリックして頂けると励みになりますm(_ _)m

注目の投稿

サッカーにおけるボロノイ図使用の制限、ボロノイ図とは?

本記事の主張は、「 サッカーではボロノイ図を無制限に信頼しないでね 」、です。 特に私が危惧しているのは、盲目的な信頼によって、ボロノイ図が選手批判に使用される事です。 事実として、選手たちが動いてない時(動きが悪い時)ほど、ボロノイ図は各人がカバーできる領域に近くなり...