2018年4月27日金曜日

名古屋グランパスの守備を改善して欲しい

長々と書いていますが、この記事の結論は、風間監督に守備戦術を導入して欲しい、です。





4月に入ってから、名古屋グランパスは公式戦7試合を終えました。

この間の成績は1勝6敗、名古屋が失点を1以下に抑えたのは、唯一勝利したルヴァン杯の広島戦のみでした。(とても残念(´・ω・`))

前掛かりになりがちな名古屋の攻撃は、確かに失点のリスクもあります。

しかし、ここ数試合では、ボールの前進にプレッシャーがかけられない事や、押し込まれた状態で数的不利を作られる事もたびたびありました。

攻撃で無理をしての失点ではなく、良くない守備からの失点です。

この記事では、名古屋の守備の改善を要望します。


J1第9節神戸戦の2失点目。ボール保持者にプレッシャーをかけられず前方にパスを出される。結果論は嫌いですが、ここが無理をする場所でした。



一般論として、ボールを持っていない時の戦術は、大きく分けて2種類あります。

自分たちからボールを獲りに行く「プレス戦術」と、待ち構えてボールを奪う「守備」です。

「守備」の目的はさらに2種類に分けられて、「(近くに来たら)ボールを奪いに行く」と「ボールの前進を止める(いわゆる普通の守備)」、です。

ボール保持者との距離をどこまで詰めるかが両者の違いですが、後ろに下がる事は考えていません。

名古屋がボールを保持していない場合、

  • 相手陣内では「プレス戦術」、
  • 中盤では「ボールを奪う守備」、
  • 自陣ゴール前では「普通の守備」

を選択しています。

この選択は、名古屋が中盤より前でボールを奪って、攻撃を仕掛けたいからです。

しかし、これらのプレーがなかなか上手く行きません。

共通している原因は以下の2点。(というかこれが守備の全てだと思う)

  • 個々のプレッシャー不足。
  • 選手間の連携の未熟。
これらの原因は、「ボールを正確に止める、蹴る」を主軸とする風間監督のチーム作りの中で、「守備」と「相手チームの研究」の比重が軽い事であると推測します。

これは、これまでの風間監督のコメントからの推測です。(嘘言ってたらすいません)



この風間監督のポリシーは当然尊重すべきもので、去年のJ2をこの方針で勝ち上がって来ました。

しかし、J1での名古屋の現状を見るに、「守備にも力を入れて欲しい」と私は真剣に願っています。(おそらく他の名古屋サポーターの方々も)

前節清水戦の感想では、ゴール前での良い守備があったと書きました。

しかし、それが試合開始から終了まで出来ていた訳ではありません。

守備のフォローのためには、運動量があれば問題は解決できますが、それはもちろん体力を消耗します。試合終了までは継続できません。

リーグ戦7連敗、現在の守備と順位、今後と7月8月の過密日程などを考えると、勝つための要素はいくらあっても足りません。

数的不利を作らない守備、ボール保持者にプレッシャーを与えられる守備、自分達の崩しに耐えられる守備、そんな守備が必要です。

プレス戦術なら、プレスを掛ける位置(サイド)と、パスが下手な相手選手達の認知、ロングパスのインターセプトを狙うボランチとDF陣の準備、考える事は多くあるでしょう。

フォーメーションを整えて行う守備でも、前後左右のフォローの約束事、サイドに集中した時の約束事、相手チームの予想される攻撃への対応を考えなければなりません。

やり方はどうでもいいのですが、良い選手を獲得すればどうにかなる問題ではありません。

チーム全体の問題です。

攻撃で何度もチャレンジするために、守備を改善して欲しいと思います。



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