2016年5月28日土曜日

【J】 予習、湘南ベルマーレ (2016年5月29日、名古屋と対戦)

前回、湘南ベルマーレとは3月27日に、ヤマザキナビスコカップのグループステージ第2節で対戦し、0-1で敗北しました(@パロマ瑞穂)。

次回こそは。

湘南ベルマーレ公式ホームページ



戦績

  • 公式戦18試合を終えて、湘南は4勝3分け11敗、15得点26失点。
  • J1では、勝ち点8で最下位です。(2勝2分け9敗、11得点22失点)
  • ナビスコ杯では、勝ち点7の4位です。(2勝1敗2分け、4得点4失点)

湘南は、J1では最下位(18位)ですが、16位と17位の福岡と鳥栖が勝ち点差1、15位の新潟とは勝ち点差3。降格圏をめぐる争いは接戦になっています。

ナビスコ杯では、グループステージ突破の可能性はあります。ただ、1枠は神戸で確定しており、2位の大宮とは勝ち点が4離れています。ちょっと厳しいでしょうか。

勝敗のデータを見ると、面白い事に(湘南サポにとっては難儀な事に)、湘南はホームゲームで未勝利です。次回のBMWスタジアムでの対戦では、湘南はホーム初勝利をサポーターに見せるべく、最下位を脱出すべく、気合を入れてくるでしょう。

2016年、湘南ベルマーレの勝敗と先制点の有無。`yg'はナビス杯のグループステージ。勝敗の`w'は勝利、`d'は引き分け、`l'は敗北です。先制点の`y’は湘南ベルマーレの先制点、`n'は相手チームの先制点、0は両チーム無得点です。

いつもの勝敗と先制点の有無の表です。湘南は、先制点をとったのが6試合、先制点をとられたのが11試合あります。1試合はスコアレスドローです。湘南は、先制点をとった試合では3勝2分け1敗、先制点をとられた試合では1勝10敗です。

成績の芳しくないチームはどこもそうですが、失点、特に先制点を多くとられています。先制点をとられた試合数が先制点をとった試合数の2倍近くです。また先制点を獲得した6試合でも、3試合で同点にされ、あるいは逆転されています。守備に問題を抱えている事は明らかです。

しかし、その問題を解決できていないようで、直近5試合の結果は1勝4敗(先制点無し)です。Football LABの湘南のページで失点パターンを見ると、スルーパスあるいはショートパスからの失点45%にもなっています。ゴール前のショートパスによる崩しに弱いか、カウンターからのスルーパスでやられているパターンが多いのでしょうか?湘南のエリア別のパス本数を見ると、センターライン付近の相手陣内が最も多く、ボールを持った時に前がかりになる傾向が明白です。

名古屋と湘南の得失点パターンで割合比較しやすいのが、セットプレーおよびクロスです。名古屋は、セットプレーからおよびクロスからの失点の合計が40%超、得点の合計は50%を超えています。一方の湘南は、セットプレーからおよびクロスからの失点の合計が23%、得点でも30%未満です。ココらへんの%の違いが気になります。前回の湘南との対戦では、セットプレーからやられました。

なお、「走りの湘南」のイメージにふさわしく、現在の湘南は1試合の平均走行距離とスプリント回数でJ1の1位となっています。走行距離は新潟と僅差です。相手チームながら、走りの質が勝利に結びつかない現状は、サッカー戦術として深刻な問題です。興味が尽きません。

ちょっと短いですが、今回はこの程度で。

小倉監督がどんな戦術を採用するのか、楽しみです。名古屋の勝利を祈っています。





にほんブログ村 サッカーブログ 名古屋グランパスエイトへ
クリックして頂けると励みになりますm(_ _)m

注目の投稿

サッカーにおけるボロノイ図使用の制限、ボロノイ図とは?

本記事の主張は、「 サッカーではボロノイ図を無制限に信頼しないでね 」、です。 特に私が危惧しているのは、盲目的な信頼によって、ボロノイ図が選手批判に使用される事です。 事実として、選手たちが動いてない時(動きが悪い時)ほど、ボロノイ図は各人がカバーできる領域に近くなり...