- 八反田選手と青木選手の守備意識の違い?
- プレスとラインの押し上げ。
- ゴール前の守備。
八反田選手と青木選手の守備意識の違い?
横浜戦、八反田選手が前半で交代となりました。
10分以降、前線の選手としては守備のポジション取りが低く、前線のプレスに穴を作り、横浜にパスを出されるようになった事が、交代の原因でないかと推測します。
1分12秒には、ディフェンスラインに入っている対面の山中選手にプレスをかけに行く場面がありました。
しかし、この山中選手がディフェンスラインから外れて高い位置でサイドに張ると、これを意識してか、下がり気味のポジションをとるようになります。すると、山中選手の元のポジションがノーマークとなり、パスの起点になりました。
11分26秒。 |
14分09秒。 |
画像はそれぞれ11分26秒と14分09秒のものですが、この後も低い位置取りでの守備が続きました。
交代後の39分47秒、八反田選手の代わりにこの位置に入った青木選手は、前線から相手DFにプレッシャーをかけています。
42分10秒頃にも青木選手がシャビエル選手と共にプレスをかけています。
ただ、これらの時間帯は山中選手がディフェンスラインに戻っていたので、プレスをかけるのに迷いもなかったと思われます。
八反田選手の場合、マークを意識していた選手に合わせて下がってしまったのかもしれませんが、まぁそれよりは、チーム戦術のプレッシングを優先して、後ろの事は後ろの選手に任せてしまえば良かったと思います。
プレスとラインの押し上げ。
45分04秒。 |
これは、後半開始直後、45分04秒の画像です。
横浜陣内に進入しているのは、ジョーシャビエル青木小林の4選手です。
彼らがプレスをかけているのですが、名古屋陣内では、CBの前に和泉選手がいて、その周囲がスペースになっています。
この後、横浜が逆サイドにボールを回して、そこに和泉選手と秋山選手がプレスをかけます。
45分11秒。 |
45分11秒には、さらにサイドライン近くの横浜の選手(仲川選手?)にボールが回り、櫛引選手がそこに走って行くのですが、ここで櫛引選手がもっと近くから走ってインターセプトすれば、プレスは完成していました。
無茶な意見かもしれませんが、後半開始時の選手配置をみると、櫛引選手の前にはこの選手だけでした。可能性はあったと思います。
櫛引選手は4バックの位置を守ろうとしていた訳ですが、結果的にこの時のプレッシングを完成させるためには、櫛引選手がこの選手との距離をもっと詰めておくべきでした。
もっと言えば、最初に右サイドでプレスをかけた時点で、残りの選手達がもっと前に出ていれば、プレスの圧力はもっと強まったでしょう。
後から振り返れば何でも言える訳ですが、反省の基準には以下の2点を挙げます。
- チーム戦術のレベルで、このプレス失敗は許容できるのか?
- 櫛引選手の判断材料として、仲川選手の位置取りは既知の傾向だったのか?
サッカーでは、選手配置から推測される得点のチャンスと失点のリスクは、常に比例するように思います。
「得点のチャンスを上げたいけど、失点のリスクは下げたい」という都合の良い願いはなかなか叶う事は無いでしょう。
名古屋の守備では、前からプレスをかけるためにMF陣もよく動くのですが、これでCB陣の前にスペースができる事もしばしばあります。
相手に使われるくらいなら、ラインを押し上げて、もっとプレッシャーをかけるべきではないでしょうか。
名古屋の選手達には思い切って相手陣内に進入して、プレスをかけて欲しいと思います。
以下、2014年のバイエルン、ある日のノイアーです。
出典、Football Daily (Google+) |
ゴール前の守備
ゴール前の守備組織は不安だらけでハラハラします。
次に後半開始後、上で紹介した名古屋のプレスの後の、横浜の攻撃についてです。
45分34秒。 |
45分34秒の名古屋の守備。ボール保持者には人がついているのですが、その奥のサイドライン際は2対1の数的不利だし、新井小林の距離近いし、小林選手の前のスペース(審判が使ってる)気になるしで、速い展開ではあったのですが、う~んぐぬぬ。
45分36秒。 |
その2秒後、画面中央下の秋山選手の横を通り過ぎた横浜の選手がフリーなんですけど、これいいの?和泉選手も気づいてませんけど、秋山選手、声掛けした?しないのが普通?
40分08秒。 |
次は時間が戻って40分08秒の横浜の攻撃です。
ジョーについていた(ジョーがついていた?)横浜の喜田選手がちょこんと後方に下がり、フリーでパスを受け、さらに名古屋のDF裏にパスを出しました。
ホーシャ選手が向かうもパスを出されてしまい、櫛引選手がナイスカバーをしました。
喜田選手がボールを受けてから反応しても間に合わないタイミングで、予測でスペースを埋めないとこのプレーは止められなかったでしょう。
選手のみなさん頑張って下さい、と言いたいところですが、運動量の落ちる後半はきついと思います。
ペナルティエリア付近ではボールに食らいつく守備よりもスペース管理する守備にすべきではないでしょうか?
ペナルティエリア付近でのスペース管理をする守備は、前からボールを奪う名古屋の攻撃志向とは矛盾しないと思います。
ゴール前での崩し
36分10秒頃、八反田選手交代後の名古屋の攻撃、右サイド、小林青木シャビエル宮原による崩し、ペナルティエリア内進入、
53分20秒頃、和泉?青木和泉でジョーシュートの流れは良かった。やっぱり中央の崩しはすごく期待できます。
ジョー選手も崩しに絡んで欲しいなぁ。
水曜日の浦和戦はターンオーバーするでしょうし、どんな試合展開になるでしょうか?
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