う~ん、手痛い引き分け、でしょうか
本日の試合は0-0のスコアレスドローでした。しゅーとがすくなくて、ざんねんでした。
スカパーの集計によれば、福岡はシュート8、枠内2、名古屋はシュート7、枠内1でした。この枠内1はシモビッチ選手のヘディングです。jleague.jpの結果を見ると、福岡はシュート6、名古屋はシュート4でした。
そりゃ点が入りませんよね。そして累積警告の恐怖。
スタメン
出場停止やら負傷やらで、色々不安だったスタメンですが、GK楢崎選手が復帰しました!
守備陣は、CBはオーマン選手と大武選手、SBは右が安田選手で左が高橋選手でした。スカパーでは4-1-4-1なのか、4-2-3-1なのか分からないような事を言っていましたが、シモビッチ選手の相方が矢田選手、ダブルボランチは田口選手とイ・スンヒ選手、永井選手の代わりの左サイドに杉森選手、古林選手の代わりの右サイドに野田選手、という理解でいいでしょう。田口選手は攻撃重視でしょ。
すいません、予習記事の方で、オーマン選手と福岡の亀川選手は欠場、なんて言いましたが、二人共出場しましたね。情報源はFootball LABだったんですが、ここらへん、情報の信頼性は仕方ないんでしょうかね(´・ω・`)。
なかなかつながらない攻撃
どちらも速攻を意識しているのか、ショートパスをつなごうとしても、ボールがあちこちで飛び跳ねている感じでした。そのせいでなかなか最後までつなげず、シュートに至りませんでした。
単なるトラップミスもありましたが、ボール保持者のパスのタイミングとパスコースの選択の悪さ、周囲の選手達のパスコースを作るための動きの少なさも、しばしば見られました。そして、この少ないパスコースに乗じて、守備側はパスを妨害しやすかったと思います。
足が動いている時は、いい攻撃シーンも見られました。10分ちょうどあたり、楢崎選手がボールを転がして、名古屋がボールを進めます。中盤で一度福岡に奪われた後、10分20秒から、シモビッチ選手のヒールキックの後に、4人の選手が動いて福岡のゴール前に雪崩れ込みます。
この攻撃では、残念ながらトラップミスでシュートまでいけませんでしたが、後方から上がってきた田口選手がボールを追っかけ、奪い、シモビッチ選手のシュートにつながりました。
トラッキングデータを見ると、両チームともに110km未満でした。これまでの1試合のチーム平均の最下位が神戸の110.4kmですので、両チームともに動きが少なかった事は明らかです。そしてスプリント回数を見ると、これは福岡が191回、名古屋が174回と多くのスプリントをしています。
このスプリント回数、肯定的にとらえればカウンター時のスプリントなのでしょうが、今回の試合に限っては、足が動いていないパスの受け手に向かって、守備側の選手達がスプリントしてる割合が多いような気がします。チームがボールを保持している時と、保持していない時でのスプリント回数の違いは、試合内容を理解する上で面白そうです。
シモビッチ選手へのロングパス
ショートパス以外では、名古屋も福岡も、ポスト役というか、ロングパスをシモビッチ選手とウェリントン選手にまず当てる事を意図していましたが、そこはお互いに分かっているので手厚く守られていました。
これまでの名古屋の攻撃でもそうでしたが、ペナルティエリアから遠い場所で、シモビッチ選手にロングパス当てても、あまり効果的な攻撃になっていないように見えます。たいてい、シモビッチ選手にマークがつき、さらにその後方にも相手チームの選手がいるため、シモビッチ選手がボールをそらす事ができても、味方選手が簡単に突破する訳にはいきません。(簡単な攻撃なんてないでしょうが)
この攻撃方法は、ゴールキックや自陣からのFKの時に行われていますが、何か使い方を間違っているというか、何かが間違っているような気がします。モヤモヤしてますが、答えはまだありません。
この攻撃方法は、ゴールキックや自陣からのFKの時に行われていますが、何か使い方を間違っているというか、何かが間違っているような気がします。モヤモヤしてますが、答えはまだありません。
個別の場面
個別のプレーを取り上げると、色々ありました。以下、私が気になったプレーです。福岡さんのいいプレーは置いときます。
安田選手は、試合早々のゴールライン上でのクリア(5分)や、身体を投げ出してシュートを防いだり(9分)、カウンターの起点にもなるドリブル(62分)がありました。しかし、残念ながら、累積警告のため、次回出場停止です。
名古屋の決定機は、55分頃のシモビッチ選手のヘディングシュートですかね。決定機がこれ一つなのは非常に寂しいです。
安田選手は、試合早々のゴールライン上でのクリア(5分)や、身体を投げ出してシュートを防いだり(9分)、カウンターの起点にもなるドリブル(62分)がありました。しかし、残念ながら、累積警告のため、次回出場停止です。
名古屋の決定機は、55分頃のシモビッチ選手のヘディングシュートですかね。決定機がこれ一つなのは非常に寂しいです。
69分には自陣のCK付近で、名古屋の選手達がツータッチくらいでボールを回して、守備してました。ハラハラドキドキでした。
88分30秒頃には、もう少しでプレスになりそうな場面がありました。
88分15秒に、福岡の選手がGKにバックパスをします。これをシモビッチ選手が追いかけます。そしてGKが反対側(名古屋の左サイド)にいる味方選手にパスを出します。ここに永井選手が向かおうとするのですが、途中で詰めるのをやめ、距離をとってしまいます。
ここは永井選手に向かって行って欲しかった。ここで永井選手の背後にパスを通されても、多くの味方選手が背後に残っており、いわばローリスクです。一方、GKからパスを受けた福岡の選手から見ると、場所は自陣ペナルティエリア付近で、近くにはGKしかおらず、ボールを奪われる事はハイリスクです。
88分15秒に、福岡の選手がGKにバックパスをします。これをシモビッチ選手が追いかけます。そしてGKが反対側(名古屋の左サイド)にいる味方選手にパスを出します。ここに永井選手が向かおうとするのですが、途中で詰めるのをやめ、距離をとってしまいます。
ここは永井選手に向かって行って欲しかった。ここで永井選手の背後にパスを通されても、多くの味方選手が背後に残っており、いわばローリスクです。一方、GKからパスを受けた福岡の選手から見ると、場所は自陣ペナルティエリア付近で、近くにはGKしかおらず、ボールを奪われる事はハイリスクです。
実際にボールがとれなくてもイイんです。プレッシャーをかけて相手のミスを誘発し、あわよくばボールを奪ってシュートに持ち込む、これがプレス戦術の目的なので。ローリスク・ハイリターンですが、スプリントで体力を消耗するのはリスクになります。永井選手は途中出場なので、走って欲しかったです。
次回は6月5日の磐田戦です。明日、6月3日は、日本代表のブルガリア戦です。楽しみにです。
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