2016年6月23日木曜日

【J1】 予習、ガンバ大阪 (2016年6月25日、名古屋と対戦)

6月25日は、ガンバ大阪(以下、G大阪)との対戦です!名古屋とG大阪は2月に対戦がありました(吹田スタジアムのこけら落とし、Panasonic Cup)

ガンバ大阪公式ホームページ

最近のG大阪の大きなニュースは、これですね。宇佐美 貴史選手 アウクスブルクへ完全移籍のお知らせ

宇佐美選手、25日(名古屋戦)まではガンバ所属のようです。でも、試合には出ないでしょうね、多分。




戦績


  • J1とACLを合わせた公式戦22試合で、7勝4分け11敗です。
  • J1では、7勝2分け7敗、勝点23で6位、19得点17失点。
  • ACLでは、2分け4敗で予選敗退しました。(4得点9失点)

去年のJ1はチャンピオンシップまで進出したG大阪ですが、今年は6位。ちょっと元気がありません。

以下、試合の勝敗と先制点の有無の関係をまとめた表です。

2016年、ガンバ大阪の勝敗と先制点の有無。`acl'はACLの日程です。勝敗の`w'は勝利、`d'は引き分け、`l'は敗北です。先制点の`y’はガンバ大阪の先制点、`n'は相手チームの先制点、0は両チーム無得点です。haの`h'はホーム、`a'はアウェイです。

先制点を獲得したのは8試合、先制点を獲得されたのは12試合、スコアレスドローが2試合です。J1第10節は、ACLの日程のため、第16節の前に行われました。

先制点を獲得した8試合では6勝2敗、先制点を獲得された12試合では1勝2分け8敗です。

この先制点を獲得した試合での勝率75%(6勝2敗)は、やはり下位のクラブと比較すると優秀です。名古屋の直近5試合の対戦相手の、先制時の勝率は、柏100%、鳥栖33%、磐田45%、福岡43%、湘南50%です(各予習記事より)。大阪が6位、柏が7位、他のクラブが10位以下の順位なのも納得です。

一部のガンバサポからは「鬼門吹田」と言われていますが、ホームでの成績は3勝2分け6敗5連敗を含む)です。5連敗は印象が強烈ですね。


得点

G大阪の選手で特筆すべき事と言えば、宇佐美選手の海外移籍とともに、パトリック選手が未だに無得点な事です。2015年は32試合で12得点を決めた選手が、今季12試合で無得点です。

今シーズンの得点者は以下のとおりです。

5得点、宇佐美選手(FW)。
4得点、アデミウソン選手(FW)。
3得点、長沢選手(FW)。
2得点、今野選手(DF)。
あとは、1得点の選手が5人のはずです。

jleague.jpのG大阪の選手名鑑のページ、J3チームのデータも混じっていて、混乱します。ゴール数と出場試合数をチェックしていますが、選手の個人ページの内容を確認しなければなりません。

今年のG大阪は、パトリック選手の得点が無い分、得点が少なくなっています。現在のG大阪の19得点は10位です。去年のG大阪の得点は、J1で5位でした。これでスコアリーダーの宇佐美選手が移籍してしまうのは、G大阪にとってはつらいですね。

あと、Football LABのマッチプレビューによると、3得点の長沢選手が次節欠場のようです。


スタッツ

得点失点パターン

G大阪の得点と失点のパターンには特徴があります(Football LABのG大阪のページ)。得点については、ショートパス(30m未満)からの得点が30%以上と多い事です。失点については、セットプレーからの失点が1にも関わらず、クロスからの失点が6と多い事です。

得点については、もちろん、セットプレーからとクロスからの得点も多いのですが、他に目立っているのが、ショートパスからの得点です。名古屋の失点パターンは色々で、失点していないパターンは、PKとロングパスです。G大阪のショートパスによる崩しを止められるでしょうか?身体を張って止めて欲しい。

失点については、色々なパターンの失点がありますが、クロスからの失点が突出していて6点、他のパターンは1、2点です。名古屋のクロス攻撃、通じるでしょうか?

セットプレーからの失点が少ないのに、クロスでの失点が多い理由は、プレーの流れの中でDF陣が相手選手達を捕まえきれない部分があるのでしょうか?

攻撃の各成功率

次に、名古屋と大阪のスタッツの数値を使って、ゴールにいたるまでの攻撃行動の比(成功率)を計算しました。


見るべき数値は色々ありますが、攻撃回数に対する30mラインの進入回数のパーセンテージ(30進/攻撃)は、G大阪が名古屋より9%高い数字です。今までに調べたチームの中では最も高い数値です。遠藤選手がいますもんね。どれだけ遠藤選手の仕事を妨害できるでしょうか?

次に、30mラインの進入回数に対するクロス本数の%(クロ/30進)は、名古屋がG大阪より12%も低く、G大阪がクロスによる攻撃を重視していない事が分かります。上記の得点パターンを考えると、ショートパスで崩してくるんでしょうね。宇佐美選手は出場しないと思いますが。

後の数値には大きな差が見られません。結局どちらのチームも、攻撃がゴールにつながる割合は1%です。



G大阪は19得点17失点、名古屋は21得点26失点です。この失点の差、G大阪の守備の要点をデータから読み取りたかったのですが、よく分かりませんでした。攻撃のスタッツがあるんだから、被攻撃回数や被クロス本数とかの数字も出せると思うんですけどね。

それでは、土曜日の試合を楽しみにしましょう。あわせて、1stステージの優勝はどうなるのか、楽しみです。



にほんブログ村 サッカーブログ 名古屋グランパスエイトへ
クリックして頂けると励みになりますm(_ _)m

0 件のコメント:

コメントを投稿

注目の投稿

サッカーにおけるボロノイ図使用の制限、ボロノイ図とは?

本記事の主張は、「 サッカーではボロノイ図を無制限に信頼しないでね 」、です。 特に私が危惧しているのは、盲目的な信頼によって、ボロノイ図が選手批判に使用される事です。 事実として、選手たちが動いてない時(動きが悪い時)ほど、ボロノイ図は各人がカバーできる領域に近くなり...