2018年6月11日月曜日

名古屋グランパス 2018年前半戦総括 その1 前半戦成績

名古屋グランパス 日程・結果(全日程) (Sportsnavi)

天皇杯2回戦を終了し、名古屋グランパスは一ヶ月以上の中断期間に突入しました。

以下の3点について、それぞれ記事を書きます。

  • 前半戦成績
  • 何が足りないのか?何ができるのか?
  • 後半戦に関わる数字

この記事では、名古屋の前半戦の成績を数字で紹介します。

残念ながら、良くない数字が並びます。



前半戦成績


名古屋の公式戦22試合の結果は、4勝3分け15敗、24得点45失点、でした。

実に厳しい結果です。

あらためて塩を塗り込むと、平均得点1、平均失点2、です。これでは勝てぬ。orz


大会別の成績は次の通り。

  • J1、2勝3分け10敗、18位。
  • ルヴァン杯予選ステージ、2勝0分け4敗、敗退。
  • 天皇杯、2回戦敗退。

J1での2勝は、リーグ開幕直後、第1節と第2節です。

それ以降、3分け10敗となり、順位は最下位です。

途中、リーグ戦8連敗もありました。

それだけに、ルヴァン杯での2勝は、私を含めサポーターのみなさんにとって久しぶりの嬉しい勝利になりました。

しかしその後、名古屋はリーグ戦最後の柏戦を残念な判定で落とし、天皇杯では(失礼ながら)JFLの奈良クラブを相手にどんな躍動を見せてくれるのかと期待したものの、PK戦での敗退となりました。

沈んだ気持ちで、この記事を書いています。

リーグ戦に限れば、14得点は14位、G大阪と鳥栖が並び、下は浦和と鹿島の12点です。

そして30失点はリーグ最多、一つ上は長崎の26失点です。

名古屋は3失点を標準装備、そう思っていた時期が私にもありました。



スタッツ


得点が少ないのは、シュートが少ないからで、それはさらにボールを前に運ぶ回数が少ないからです。

スタッツにはその数字が如実に表れています。

2018前半戦、スタッツ。

上の表は、FootballLABの名古屋のページからとってきたものです。(6月9日時点)

このスタッツから特徴的な数値を取り出してみます。

  • 攻撃回数(つまりボール保持回数)、128.7回、6位
  • 30mライン侵入回数、42.7回、9位
  • ペナルティエリア侵入回数、12.7回、12位
  • シュート本数、10.8本、18位
  • クロス本数、10.7本、18位

ものの見事に、ゴールに近づくほど順位が悪くなっています。/(;_;)\アァー

ボール奪取は積極的にしているほうです。

しかしゴールに近づくほど、ボールを前に進める事ができなくなります。

そして、肝心のシュート数が少ない…。



次に、jleague.jpでトラッキングデータを確認してみましょう。

名古屋の数字は、次の通りです。


  • 走行距離のチーム平均値、5位、116.070 km。
  • スプリント回数のチーム平均値、17位、156回。


走行距離は長いのですが、スプリント回数は少な目です。

走行距離については、1位横浜118km、18位川崎110kmと、大きな差はついていません。

スプリント回数については、1位横浜194回、18位仙台152回でした。

横浜の場合、戦術もあり、他のチームと比べても飛び抜けた数字です。

それでも、横浜以外の上位のチームは180回前後なので、1試合で20回以上の差はあります。

このトラッキングデータの数字でサッカーの勝敗が決まるわけではありません。

名古屋のスプリント回数はちょっと気になりますが、他のチームに比べて酷い訳ではありません。

となると、どこが良くないのでしょうか?



次の記事では、名古屋のできてない事とできる事について考えます。


名古屋グランパス 2018年前半戦総括 その2 攻撃と守備

名古屋グランパス 2018年前半戦総括 その3 後半戦展望


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