参考記事、【J2】予習、ツエーゲン金沢(2017年6月3日対戦)
金沢対千葉は組織的プレッシングをチーム戦術とする両チームの対戦、徳島対金沢はパス回しの良い徳島とプレッシングの徳島との攻防です(前半のみ)。
金沢の良い点を見たかったので、大差のついた福岡戦松本戦は見ませんでした。
まとめ
- 名古屋は自陣でのパス回しには注意。2試合、ショートカウンターで1得点ずつ。
- プレッシングしてくる金沢のFW?を一人かわすと、その奥にはスペースがある。(他の選手達がすぐに詰めてくる訳ではない)
- 金沢に中盤で奪われても、前線へのロングパスの精度は良くない。
- 一方、金沢が相手陣内の広いスペースにボールを出すと、しっかり走り込んでくる選手がいるので、ロングカウンターとして成立している。
- ただショートカウンターでもロングカウンターでも、無理そうな状況でボール保持者が先走る傾向あり。
- ゴール前の組織的な守備としては脆い。(最後の1対1で勝てるか)
金沢対千葉
千葉はボール支配率1位、金沢は最下位。
プレッシングを標榜する両チームながら攻撃の組み立ては大きく異る。
金沢は4-4-2、千葉は4-3-3(4-1-2-3)。
5分頃まで、両者ともにボールを奪われたらプレスを積極的にかけ、中盤でボールを奪い合う展開。
12分20秒、金沢陣内、千葉のパスがちょっとミスるとすぐに金沢の選手が奪い取る。しかし、そこから前線へのフィード(すぐにロングパス)の精度は良くない。
17分過ぎ、千葉のキムボムヨンによるドリブル突破。金沢の一人目をかわした後でスルスル進む。(金沢はパスを警戒している?他にも1度、こんな場面があった)
19分30秒、金沢が千葉のDFラインからボール奪取。そしてペナルティエリア内へ。千葉は後方でボール回しをするも、その前の選手がおらず、ボールを出せない。名古屋でも有り得そうなパターン。
金沢の攻撃は、左サイド、佐藤選手の突破、佐藤選手へのスルーパスが多い印象。
27分、中盤の金沢のボール奪取から、千葉のオウンゴールが生まれる。
千葉は、ボールを前にスムーズにつなげなかった。
この時間でも金沢の選手達はよく走ってくる。
ちょっとでもトラップに手間取るものなら、容赦なく突っ込んでくる。
ボールを奪ってからの金沢の攻撃は縦の意識が強い。しかし、町田ほどの鋭さは無い印象。
金沢は勿体無い攻撃も多い。ペナルティエリア付近までボールを持って来て、相手はDF+GKの状態、ちょっと我慢して持ってれば、後ろから来る選手達にクロスを上げられそうでも待たない。(ただ、千葉のオウンゴールはこの状況から生まれた)
49分30秒、自陣からの金沢のカウンター、佐藤選手が一人で決める。GKの横を抜いた。
直後、ペナルティエリア付近の金沢の選手にプレッシャーをかけ、千葉が1点差に戻す。
基本的に千葉が持ち、金沢が守る。
金沢は、最後は体を張って守るが、その前段階の組織的な守備としては簡単に崩されている。
金沢はカウンターをしかけるも、人数をかけた攻撃にはならない。
前半と同じように、ボールを持った選手が先走る傾向。
徳島対金沢(前半のみ)
6分20秒まで、徳島が4本目?くらいのシュート。
金沢はそれほど組織的なプレスを機能させられてない。ちょっと出足が遅いかな?相手陣内でボール保持者に詰めきれていない。
徳島が中盤でよくパスを回す。N字経路でボールを前に進める。
金沢のゴール前の組織的守備は結構脆い感じ。
自陣で回している徳島からボール奪取。ワンツーによる最短距離でボールを運ぶショートカウンターでゴール!
12分45秒、また金沢は徳島に攻め込まれ、シュートを撃たれる。
金沢のロングカウンター、味方の選手が走り込んでくる事を信じてスペースにパスを出してるように見える。結果的に良い推進力。
徳島が、逆に、ショートカウンターの形からゴール!
徳島はシュートを10本以上撃ってようやくのゴール。半分くらいは決定機だったように思う。金沢はよく凌いだわ
2試合ともに先制点は金沢で、勝利、引き分けという結果でした。
金沢のこれまでの試合結果からして、先制点を奪われると、ボールを保持しての攻撃は苦手そうです。
土曜日の対戦はどういう試合内容になるでしょうか?
名古屋にはぜひ先制点を期待します!
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