2017年6月28日水曜日

【J2】予習、湘南ベルマーレ(2017年7月1日対戦)

7月1日、名古屋グランパスは湘南ベルマーレと対戦します。

BMWスタジアムで、19:00キックオフです。

第21節は、1巡目の最後の試合となります。


湘南さんとは去年の降格が決定したクリティカルな試合でドドドーンとやられてしまい名古屋サポは呆然としてその後に悲痛なブーイングをする事になった訳ですが「勝敗は兵家の常」と申しますようにまぁリーグ戦で長きに戦うなら降格にトドメを刺してしまう事も互いにあることでございましてこれは「銀河の歴史がまた1ページ」というのものの類でして去年は福岡さんにトドメを刺してしまいましたし2010年には湘南戦で優勝が決定した事もありましたしかし理性がそのように理解できても感情はそうではなく湘南戦と聞くと心中にモヤモヤとしたものを少し感じてしまい自我の至らなさにへこみながら「J2は魂を磨く場所」という言葉を噛みしめている今日このごろの次第で御座候。


湘南ベルマーレ公式ホームページ





湘南ベルマーレとは


湘南ベルマーレ(Wikipedia)
湘南ベルマーレ(ニコニコ大百科)

湘南ベルマーレ(旧名、ベルマーレ平塚)です。

1994年にJリーグ(J1)に加入し、1999年まではトップリーグでした。

1994年には2ndステージで2位となり、天皇杯を獲得しています。

1995年以降は1994年ほどの成績を残せず、とうとうJ2に降格となります。

2000年から2009年までの10年間をJ2で過ごしました。

その後、2009年からの3年間は反町康治氏が監督になり、2012年からは曺貴裁(チョウ・キジェ)氏が監督を務めています。

J1とJ2を行き来しながらも、「湘南スタイル」を確立しようとしています。



今季の成績


12勝4分け4敗、勝点40の2位(得失点差により)、23得点16失点です。

23得点は15位相当、16失点は2位から4位相当です。

この得点能力でこの順位は、非常にまれな結果です。

結果的に守りで勝ってきたチームで、12勝の内、9勝が1点差の勝利でした。

直近3試合も1-0で3連勝しています。

敗北した4試合は無得点でした。

3得点以上の試合は、3得点が3回のみです。


湘南は、走り勝つというスタイルのために先発出場する選手をけっこう入れ替えています。

湘南のランキングのページ

これまで全試合に先発出場したのはGKの秋元選手だけで、その次に多いのが18試合の2選手、16試合の1選手と続いていきます。

ちなみに、名古屋の先発出場試合数では、宮原選手が唯一の20試合の先発出場です。

名古屋のランキングのページ

楢崎選手は怪我による欠場があったので18試合、続いて櫛引選手と和泉選手の17試合です。

途中出場も含めると、シモビッチ選手が19試合の上位に来ます。


比較してみると、湘南は名古屋並みに選手を入れ替えているようです。

次節も入れ替えてくるんでしょうね。



選手達


先に書いたように、曺貴裁氏が監督6年目です。

去年の降格を受け監督交代との報道もありましたが、曺監督続投となりました。


チーム内得点王は、5得点のジネイ選手と菊地選手です。

続いて3得点の選手2名、2得点の選手1名、1得点の選手4名です。

チーム内アシスト王は、3アシストの菊地選手です。

続いて2アシストが2名、1アシストが7名(以上)です。

5ゴール3アシストと過去最高の成績をあげている菊地選手ですが、6月以降の出場はありません。

公式に情報は出ていませんが、負傷でしょうか?


湘南のパス交換数は、ちょっとおかしな事になっています。

1位はDF同士、バイア選手から杉岡選手なのですが、2位から5位まではMFの秋野選手から出るパスになっています。

秋野選手へのパスは7位と10位くらいです。

秋野選手へのパスの供給がどうなってるかちょっとよく分かりません。

インターセプトしまくっているのでしょうか?

とにかく、この秋野選手が湘南でパスを任されるという事はよく分かりました。

縦パスも入れてくるんでしょうね。

ちなみにこの秋野選手は、柏からの移籍組です。

2016年でいうと、柏とのアウェイ戦で先発出場していました。(3-1でやられた試合です)


名古屋から湘南に移籍した野田隆之介選手ですが、5月以降、4試合に先発出場(フルタイム1試合)、3試合に途中出場しており、1ゴール1アシストを決めています。

次節は先発出場?



攻撃成功率



第20節までのスタッツの数値をまとめました。

総得点数や平均ゴール数から分かるように、湘南にはすごい攻撃力があるわけではありません。

傾向としては、名古屋よりも若干クロス本数とシュート本数が多いようです。

しかし、枠内シュート本数もそれなりにあるのですが、ゴール数は良くありません。

枠内シュート本数に対するゴール数の割合が26%、つまり4本に1本です。

単純に考えて、シュートの速度が遅い、コントロールが良くなくシュートがGKの正面に行く、などの傾向があるのでしょうか?


湘南の守備力について、これらのスタッツから何か言えないかと考えてみましたが、答えは出ず。

Football LABのマッチプレビューのページに、「被攻撃回数」や「被シュート数」などの数値がでているのですが、湘南は被攻撃回数は134.6回(12位)と多いのですが、被シュート数は11.6回(4位)と少なく、守備が機能している事が分かります。

(この程度のデータでは、守備のどこがどう機能しているのか分からない(´・ω・`))

(守備のスタッツは要改善!どう改善するかはゴニョゴニョ。)


湘南の最大の得点パターンは、「セットプレーから」の8得点(35%)です。

あとは、「セットプレー直接」以外で、3点から1点とまんべんなく点をとっています。

一方、失点数の少ない湘南ですが、最大の失点パターンも「セットプレーから」の9失点(56%)です。

通常の守備力は高い湘南ですが、各チームの個性が出るセットプレーについては万全の守備とはいかないようです。


なお、現在の名古屋の最大の得点パターンは、「クロスから」の11得点(32%)となっています。

全チームの得点パターンの割合を見ても、名古屋ほど「クロスから」得点を上げているチームは無いようです。

しかし、名古屋のクロス本数自体は13.9本(14位)と多くはありません。

おそらくこの原因は、ペナルティエリア付近での崩しやワンツーによって良質のクロスを上げる事ができているせいでしょう。

去年の、あまり相手の守備を崩さずに放り込むクロスは、なかなか期待薄でしたよね…。




次節、構図としては、守備の湘南に対して名古屋がボールを持ってどう崩すか、と言いたい所ですが、その前に湘南のプレスをかわす事が必要になるでしょう。

さらに名古屋の攻撃については、パスをつないでボールの周囲で選手達が動くサッカーを個人的には見たいのですが、ここ最近は縦に速いパスをつないで杉森選手や佐藤選手による裏抜けを狙った攻撃をしていますので、そちらが採用されるのでしょう。

こちらの攻撃なら、選手達の細かいスプリントも少なく、移動する距離も短いでしょうから、消耗の激しい夏場に対応するためには正しいかと。

問題は、こちらの攻撃はパスミスなどの際に次の攻撃が容易でなく、いわゆる分厚い攻撃にならず、しばしば淡白に終わってしまう事です。(選手達の足が止まりがちな印象です)

ただ優先順位は、勝利して湘南・福岡との勝点差を埋める事ですので、良いサッカー、面白いサッカーも見たいですが、ここはなんとか勝利を!



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