2017年6月7日水曜日

【J2】予習、東京ヴェルディ(2017年6月10日対戦)

6月10日(土)、名古屋グランパスは東京ヴェルディと対戦します。

15時より、味の素スタジアムでの開催です。


現在の名古屋は勝点31の2位、東京Vは勝点27の6位、1位の福岡が勝点33で混戦模様のままです。

次は勝ってほしいぃ!!

楢崎選手は次男くんに励まされたようで何よりです。


東京ヴェルディ公式ホームページ




東京ヴェルディとは?


東京ヴェルディ1969(Wikipedia)
東京ヴェルディ(アンサイクロペディア)
東京ヴェルディ(ニコニコ大百科)
やる夫で学ぶJリーグの旅 その13 東京ヴェルディの巻(泳ぐやる夫シアター)

歴史ある「ヴェルディ」です。

Jリーグ開幕の頃は、カズがいてラモスがいて、タレント豊富な非常にきらびやかな王者でした。(バブル期とメディアの影響)

この東京Vの歴史(迷走)を惜しむ単発記事は検索すれば出てきます。

(今の東京Vのサポーターさん達にとっては、今の東京Vが良いのは間違いありませんが。)

Jリーグ開幕の頃、当時未成年でJリーグに熱中していた訳でもない私は、「地域密着?なにそれ?」レベルでしたが、今になって当時の(フロントについての)記事を読むと色々「うわぁ」と思ってしまいます。

最初からフロントの目線がJリーグの理念と異なっていたんですね。

東京Vは2006年シーズンからJ2に降格、2008年シーズンはJ1に復帰しましたが、以降はJ2です。

マスコットキャラクターはメタボコンドルです。お腹の出たマスコットです。(本当の名前はヴェルディくん)

全力さん」という日本代表クラスの有名サポーターもいます。



2016 明治安田生命J2リーグ 順位の推移(ULTRAZONE)

去年の東京の最終順位は18位でした。

最高順位は開幕戦に勝っての4位、その後は順位を落とし、第8節以降は15位以下、苦しいシーズンでした。

43得点は15位から18位相当、61失点は17位、得点失点に応じた順位でした。

監督が変わり、東京Vの成績も大きく変わります。↓



今シーズンの東京V


今シーズンの東京Vの成績は、8勝3分け6敗、勝点27の6位、22得点13失点です。

22得点は7位から9位相当、13失点は2位3位相当、得点もできていますが失点の少なさが目立ちます(1位は横浜の12失点)。

今シーズンの戦績で言えば、初戦で徳島に敗れた後、5連勝を記録しています。

11節から14節までは、4試合負け無しでした。

しかし直近の5試合は、△○●●△と、イマイチ調子に乗れていません。

J1&J2戦力分析 東京V編(jleague.jp)



選手達


今シーズンの補強の最大の目玉は、監督のロティーナ氏でしょう。

コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)での優勝経験あり、CLでの指揮経験ありと、よくJ2に引っ張ってこれたなという印象です。

今年も10人前後の選手の入れ替えがありましたが、スペシャルな選手ばかり補強した訳ではなく、現在の東京Vの成績は、サッカーチームにおける監督の存在の大きさを感じます。


6月7日12時時点でFootball LABのデータが更新されていないため、以下、第16節までのデータで記述します。

Football LAB、東京Vのチーム内ランキングのページ

全16試合でスタメン出場している選手は、平選手、井林選手、内田選手、柴崎選手ですが、GKである柴崎選手を除いた3人の選手は、Football LABの提唱するチャンスビルディングポイントでの上位3名です。

ポジションはDF、DF、ボランチと後方寄りの選手達ですが、アシストも1ずつ決めています。


得点については、チーム内得点王は、8点のピニェイロ選手、4点の高木選手、3点の井林選手、2点の選手が2名、1点の選手も2名です。

1得点している安在選手ですが、シュートの成功率が2.4%とちょっと低いです。

アシストについては高木選手とヴィエイラ選手が3本ずつ、安在選手が2本、あとは1本の選手が6名です。

高木選手は得点して良し、アシストでも良しですね。


パス交換本数については、畠中選手、井林選手、平良選手の3バックでのパス回しが多くなっています。

これは分かりますが、この中にボランチの内田選手から平選手へのバックパスが食い込んでいます(3位、126本)。

これは覚えておいた方が良いでしょう。

6位以下の本数では、平選手から前線の選手達へのパスが多くなっています。



攻撃成功率



第16節までのスタッツを表にまとめました。

2016年に比べて2017年の東京Vの数値が改善されている事が分かります。

特に、攻撃回数あたりのシュート本数(シュ/攻撃)は名古屋より良く10%を超えています。

表には載せていませんが、30mライン進入回数あたりのシュート本数では、東京Vは40.1%、名古屋は27.9%です。

パス交換本数のところで3バック内でのパス回しが多いと書きました、また、以前見た横浜対東京V戦では速攻からの少ない手数でのシュートが印象的でした。

30mライン進入回数あたりのシュート本数の差は、東京Vの速攻と、名古屋のつないでからの崩し(押し込む)という攻撃スタイルの違いを示しているのでしょう。

一方、シュート本数あたりのゴール数の割合(ゴー/シュ)では、立場が逆転します。

あと目立つ数値といえば、東京Vのクロス本数の割合は、40%超と高くなっています。


多い得点パターンについては、「セットプレーから」が5点、「クロスから」が4点、「PK」と「30m未満のパスから」が3点です。

セットプレーをよく練習しており、クロスも上げるが、ショートパスを出してペナルティエリア内でも仕掛けてくる、その結果PKもある、という印象ですね。(杉本選手みたいにぐいぐい来るんでしょう)

多い失点パターンは(横浜もそうでしたが)特徴的で、「セットプレーから」と「ドリブルから」4失点しています。

ハイライト動画を見たところ、東京Vの金沢戦の1失点はドリブルによるものでした。

DFラインでボールを奪われて金沢の選手がドリブル、だったんでしょうね。(嫌な記憶だ)

東京VのDFは一人で下がりながら守備をしていました。

「選手達」で記したように、後方の選手達がチャンスを演出する事もあるので、そこは縦の速い攻撃を使いたいところです。




今年からISPSという社団法人が東京Vのスポンサーになりました。

この社団法人や会長(とその新興宗教団体)のスポンサー就任には色々な意見が出ており、私も彼らを礼賛する気はありません。

ただ、私が東京に住んでいた頃に目を引いたCMと車内広告が、関連企業の「みすず学苑」という予備校のものでした。

「みすず学苑」のCMはなぜギャグ満載なのか調べてみた

とても予備校のCMとは思えません。(ひどいダジャレだ…)

この予備校は関東にしか無く、中部(東海)でのCM放送はありません。

関東では有名で、話しのネタの一つにはなると思います。

動画はyoutubeにあります。(「みすず学苑」検索結果

「クスッ」として頂ければ幸いですが、保証はできません。




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