オウンゴール2得点での勝利、字面だけを見ると不思議ですが、いずれも名古屋の攻撃の中、松本の選手達の苦しい姿勢から生まれたので、名古屋サイドとしては納得の行くものでした。
シュート本数、コーナーキック本数は、前半と後半で逆転したような数字になっており(名古屋の試合結果のページ)、名古屋の後半の攻勢を表しています。
名古屋の選手達のゴールなら、一層嬉しかったでしょうが… (^^;)
Jリーグ.jpの試合データ
名古屋グランパスによる試合結果
松本山雅FCによる試合結果
名古屋の後半の攻撃
今回の後半の攻撃内容は、まずまず納得の行くものだったと思います。前半と違って選手達がパスをもらうために動き回っており、セカンドボールも拾え、自分達の支配下でパスが回せていました。
もっと良くなるだろうという期待を込めて「まずまず納得の行くもの」と書きました。
左サイドに入った杉本選手が目立っていましたね。
後半の松本陣内での人数をかけた攻撃も良かったですが、ワンツーでボールを前に進める場面には目を奪われました。
前半(ちょっと時間は覚えていない)はワシントン選手とシモビッチ選手のやりとりで、名古屋陣内から松本陣内へ短時間で運びました。
64分には、松本のペナルティエリア前でのワンツーからペナルティエリア内に進入、最後はシモビッチ選手がシュートまで持っていきました。
短い時間でボールを前に進める事ができており、効果的な速攻でした。
やっぱりパス&ゴーは、守備の選手達の目線がボールを持っていた選手から外れるので効果的ですね。
こういうプレーをもっと見たいです。
名古屋の前半の攻撃
一方前半(特に早い時間帯)は、良くない攻撃でした。松本陣内に攻め込んでいても周囲の選手達が動かず、ボール保持者が孤立する場面がしばしば見受けられました。
また中盤では、千葉戦でも見たような、DFとFWの間が広く、MFが孤立しているような瞬間もありました。
ただ前半途中辺りからは、松本のフォーメーションが間延びし、そのスキをパスでつなぐシーンも見られました。
尻上がりに調子がよくなったと言えば聞こえは良いですが、水戸戦に続き、前半と後半で調子が全く異なる(ように見える)のは、建設中のチームならではでしょうか。
ハーフタイムでの監督の指示、相手チームの対応の影響が大きいのでしょうね。
松本の守備
この試合、名古屋のパスワークが良くなって行ったのとは反面、松本の守備は崩れて行きました。前半の名古屋の攻撃がうまくいってなかった場面では、松本はペナルティエリア前でDFとMFによる2列隊形の守備ブロックを作っていましたが、後半はそのような整列とした守備は見られなくなりました。
後半、松本がペナルティエリア前での守備を作っていたら、名古屋のパスワークはちょっと苦しいものになっていたはずです。
今回松本の守備が崩れた理由は、松本の選手達の体力が落ちたのと、名古屋の選手達の動きの良さでしょうか?
固い組織的な守備に対して名古屋のパスワーク他の攻撃が通用するかは、まだ良くわかりません。
選手達の個別の活躍で言えば、オウンゴールに結びついたプレーはもちろん良かったですが、85分の永井選手のGKへのプレッシャーに一票です。
試合終了間際、相手選手達(特にGK)にミスを誘発させるプレーは効果的ですね。
本日の入場者数は15509人、松本のスタジアムに行かれた皆さん、寒い中お疲れさまでした。
寒い中、名古屋サポのみなさん多かったですが、それ以上に松本サポさん達が多かった!
今日のような天気、名古屋でやっていたら確実に1万人を切っていたでしょうが、、、。
最後、ワシントン選手の挨拶も良かったですよ!
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