ジェフユナイテッド千葉公式ホームページ
千葉との対戦は2009年シーズン以来、これまでの対戦成績は、名古屋の31勝6分け14敗です。
最後の対戦を経験した両チームの選手は、楢崎選手だけでしょうか?
千葉の佐藤勇人選手は2000年から千葉所属ですが、2008年2009年シーズンは京都に所属していました。
新たなカテゴリーでの両チームの対決がどうなるのか、楽しみです。
去年の戦績
去年の千葉の最終成績は11位、13勝14分け15敗、勝点53、52得点53失点でした。
勝敗数をみると、13-14-15とどれも同程度で、11位という数字にも納得です。
得点の多さの順位は8位、失点の少なさの順位は14位でした。
若干得点が多いものの、失点も多い傾向でした。
選手達
Football LABの千葉のページ(2016年)
jleague.jpの千葉の選手名鑑
去年のゴール数アシスト数上位の選手達の移籍については、以下の通りです。
- 去年、11ゴール4アシスト(チーム内得点王)の町田選手、5ゴール9アシスト(チーム内アシスト王)の船山選手はそのまま在籍しています。
- 6ゴールのオナイウ選手は浦和に移籍しました。
- 5ゴール4アシストの井出選手はG大阪に移籍しました。
- 5アシストの長澤選手は、レンタル移籍から浦和に復帰しました。
- 10ゴール3アシストのエウトン選手は退団しました。
町田選手と舟山選手は残ったものの、攻撃を作っていた他の多くの選手達が移籍してしまいました。
しかし、それを補うような補強もしています。
去年、熊本を引っ張っていた清武選手が移籍して来ました。(清武功暉選手加入のお知らせ)
羽生選手がFC東京から復帰しました。(羽生直剛選手加入のお知らせ)
指宿選手が、3/5に新潟から移籍して来ました。(指宿洋史選手加入のお知らせ)
守備の選手達については、去年試合に出ていたメンバーがほとんど残っているようです。
監督は、アルゼンチン人のエスナイデル氏に変わりました。
チーム作りの最中と言って問題ないでしょう。
攻撃成功率
Football LABの名古屋と千葉の2016年と2017年のページから数値をとってきました。前線の選手が大きく入れ替わったせいでしょうか、2017年の2試合が終わって、千葉のゴール数成功率(攻撃回数に対するゴール数の割合、ゴー/攻撃)は0.7%と、よく見る1%程度の値よりもかなり低くなっています。
千葉のクロス本数は22.5本、クロス本数に対する30mライン進入回数(クロ/30進)は56%と非常に高い値になっています。
千葉のシュート本数自体は11本の平均程度の値ですから、攻撃回数からクロス本数などのシュートに到る前の数値がシュート本数にうまくつながっておらず、ペナルティエリア付近の攻撃に問題があるようです。
一方の名古屋は、攻撃回数に対する30mライン進入回数(30進/攻撃)が20%と低いですが、枠内シュート本数あたりのゴール数が50%と高い値であり、救いとなっています。
「パスサッカー」対「ハイプレス」?
jleague.jpの「試合の見どころ」で、「パスサッカー」対「ハイプレス」の構図が注目されていました。どういう試合展開になるか、考えてみます。
いくつかの段階が考えられます。
- 中盤での名古屋のパス回しに対して千葉がプレスをかける。
- 名古屋がパス回しを進め、千葉陣内に進入。
- 千葉がプレスでボールを奪い、名古屋陣内に進入。
中盤で行われるの1の展開が、今回の試合の見どころです。
戦術のまともな衝突は非常に興味をそそられますが、プレスには体力が必要なので、前半15分ごろまでが見ごたえのある対決になるでしょう。
ここで一方が点をとると展開が変わります。
名古屋が得点をとれば、千葉はボールを保持しての攻撃が必要になります。
千葉の攻撃を名古屋がどう守って、攻撃につなげるかは、名古屋の戦術の深み、期待度を計る観戦ポイントです。
後半(途中)からのシモビッチ選手の投入は、これまで有力なカードでした。
名古屋がボールを持てば、名古屋のパス回しに余裕が出る一方で、千葉はプレスを継続する必要があり、体力を大きく減らす事になります。
得点後は、どれだけボールを保持できるかが、名古屋の有利さを計る指標になります。(それでもどうなるか分からないのがサッカーですが…)
一方で千葉が得点をとれば、名古屋はより攻撃的になる必要があり、千葉は中盤でのプレスあるいはゴール前の守備からのカウンターというように攻撃の選択肢を増やす事ができます。
いずれにせよ、戦術の衝突から考えられる選択肢があって、結果を決めるのは、選手個人とチームの質の衝突になります。
両チーム共に得点ができず、あるいは点をとった後で、互いのゴール前に攻め込む展開もあるかもしれません。
その場合は2か3の展開になる訳ですが、攻撃の選手が多く入れ替わった両チームですから、グダグダになる中で予想もしないような凄いプレーが出るかもしれません。
興奮する試合と名古屋の勝利を期待します!
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