2016年8月25日木曜日

【J1】 予習、FC東京 (2016年8月27日に名古屋グランパスと対戦)

8月27日、名古屋グランパスは豊田スタジアムでFC東京と対戦します。


前回の対戦は1stステージ第5節、結果は3-2で名古屋の敗北でした。

おかしいな、前回の対戦の記事が無い…。

FC東京公式ホームページ





戦績


  • FC東京はJ1(年間)では、10勝5分け11敗、勝点35の12位、26得点31失点です。 
  • 2ndステージでは、4勝0分け5敗、勝点12の12位、10得点13失点です。 
  • ACLでは、グループステージを突破したものの、ラウンド16で上海上港を相手に敗退しました。
  •  ルヴァンカップの準々決勝では福岡と対戦します。(8月31日)


ほぼ五分の成績、まさに中位にふさわしい成績です。(羨ましい

しかしながら、シーズン途中(7月24日)で城福監督を解任しています。

2ndステージで負けが多かったようですが、フロントの行動が早いですね。

フィッカデンティ監督率いる鳥栖に、順位で抜かれたせいかもしれません。

例によって、勝敗と先制点の有無の関係を調べました。

2016年J1、FC東京の直近5試合の勝敗と先制点の有無。勝敗の`w'は勝利、`d'は引き分け、`l'は敗北です。先制点の`y’はFC東京の先制点、`n'は相手チームの先制点、0は両チーム無得点です。haの`h'はホーム、`a'はアウェイです。

ACLも含めると、FC東京は14勝6分け14敗です。

今シーズンのFC東京は、15試合で先制点を獲得し、16試合で先制点を奪われ、3試合がスコアレスドローでした。

先制点を獲得した試合数と奪われた試合数も、五分です。

先制した15試合では10勝0分け5敗、先制された16試合では4勝3分け9敗でした。

それぞれの試合の勝ち星も五分です。

先制した試合で引き分けが無いのがちょっと不思議です。

ホームとアウェイの勝ち星を調べたところ、ホームでは8勝4分け5敗、アウェイでは6勝2分け9敗でした。

ホームで白星先行、アウェイで黒星先行ですが、圧倒的な差がある訳でもありません。



選手達


Football LABの東京のページを見ると、J1での数値(ACLは抜き)が載っています。

4得点、平山選手、ムリキ選手、前田選手。
3得点、森重選手、橋本選手。
2得点、河野選手、東選手。

あとは1得点の選手達が4名います。

チームの最高得点者は、4得点で3名です。

他のチームだと、10点以上の選手がいるので、それに比べると、ちょっと少ない気がします。

実際、J1(年間)の得点数では、東京は下から4番目の26得点です。(名古屋を含めた3チームが並ぶ)


直近3試合のスタメンを見ると、2topは、前田選手とムリキ選手です。

MF陣は、東選手、河野選手、田邉選手が3試合連続、高橋選手が2試合、野澤選手が1試合です。

DF陣は、森重選手、徳永選手、丸山選手が3試合連続、小川選手が2試合、室屋選手が1試合です。

控えメンバーには、平山選手や水沼選手、羽生選手が名前を連ねています。

羽生選手も息が長いですね。



スタッツ


得点失点パターン

東京の一番の得点源は「セットプレーから」(9得点、35%)です。

次が「クロスから」なのですが、これは5得点とちょっと少ないです。

例えば名古屋は、「セットプレーから」も「クロスから」も7得点です。

他の多くのチームでも、大体「セットプレーから」と「クロスから」とは同程度だったように思います。

それだけに、東京のセットプレーは要注意という事でしょう。

東京で高身長といえば、森重選手や前田選手、そして平山選手がいます。


次に東京の失点パターンですが、「セットプレーから」が9失点(29%)、「クロスから」が11失点(35%)、合わせて20得点65%、大半の失点はこれらのパターンです。

これはかなりの狙い目です。

次の試合、シモビッチ選手はいませんが、川又選手めがけて、あるいは高身長の選手がいなくても、アーリークロスをどんどん放り込んで欲しいです。

(カウンター戦術だと、「どんどん」は無理ですが)


名古屋の攻撃パターンのグラフですが、ここ2ヶ月ほど変化が無いように見えます。

ですね。

先に書いたように、基本は「セットプレーから」と「クロスから」です。

2ndステージに入ってから見たゴールは、酒井選手のヘディングシュートと、前節の永井和泉川又のゴールです。

前節のシュートは、多分、「クロスから」のはずです。(「ショートパスから」かな?


名古屋の失点パターンですが、最多が「セットプレーから」で13失点(28%)、ついで「クロスから」が8失点(17%)です。

東京の得点パターンと噛み合ってしまいますね、怖いです。

ボスコさんの守備指導が頼りです。





攻撃の成功率


名古屋の攻撃の数値は、毎週減少しています。

でも今回はちょっとビックリしました。

東京の攻撃成功率(ゴー/攻撃など)は、名古屋より悪いです。

シュートに対する枠内シュートの割合(枠内/シュ)は、東京のほうが高いのですが、枠内シュートに対するゴール数の割合(ゴー/枠内)になると、名古屋の数値が高くなります。

東京の選手達のミドルシュートのコントロールはいいけど、威力がないとか、そんな話ですかね?

これまで調べた中では、「枠内/シュ」や「ゴー/枠内」は30%前後が普通(川崎の「ゴー/枠内」は39%超)で、東京の24%未満はかなり低い数値です。

東京は、この数値の改善を真面目に考えるべきです。



では、なぜ東京の順位が良いかというと、やっぱり守備ですね~。

名古屋東京ともに、J1(年間)の得点は26ですが、東京の失点は31、名古屋の失点は46です。

…いつの間に、こんなに、失点が積み重なってしまったんでしょうか?

2ndステージの間に、ですね。分かってます(泣)




週末の東京戦、監督が代わりました、闘莉王選手もやって来ます。

是非勝って、J1残留の希望をつないで欲しいです。




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