次の土曜日(8月6日、広島市原爆の日)は、サンフレッチェ広島との対戦です。
広島とは、1stステージ第2節で対戦し、1-1の引き分けでした。
【J1、試合観戦】 2016/3/6 1st-2 名古屋グランパス対サンフレッチェ広島
サンフレッチェ広島公式ホームページ
戦績
- J1(年間)では、10勝7分け6敗、勝点37の4位、44得点28失点です。
- 2ndステージに入ってからは、2勝2分け2敗、勝点8の8位、12得点10失点です。
- ACLでは3勝3敗で敗退しています。
G大阪との富士ゼロックススーパーカップを含め、シーズン開幕当初の5試合は1勝1分け3敗と、なかなか調子の上がらなかった広島ですが、現在のJ1年間順位は4位です。
調子を上げてきました。
ただ、年間順位3位の鹿島とは勝点9点差、首位の川崎とは勝点17点差です。
広島が年間首位を獲る事は難しそうです。
さらに、最近の試合では、2ndステージに入ってから2勝2分け2敗と、なかなか調子が上がっていません。
次に、勝敗と先制点の有無の関係を調べました。
広島は、ACLを含めた29試合のうち、17試合で先制点を獲得し、11試合で先制点を奪われ、1試合がスコアレスドローでした。
先制点を獲得した17試合では13勝2分け2敗(勝率76%)、先制点を奪われた11試合では4分け7敗(勝率0%)でした。
以前調べた際には、先制点を獲得した試合での川崎の勝率は86%、鹿島は73%でした。
一方で、先制点を奪われた試合での川崎の勝率は25%、鹿島は22%でした。
広島は、先制点を獲得した試合での勝率は良いですが、先制点を奪われた試合で勝てません。
これが、今年の広島が首位戦線に参加できていない理由です。
あと、J1の上位3チームと比べると、広島の得点は44点で遜色無いのですが、失点が多いです。
上位3チームの失点は20点から21点、広島の失点は28点です。
無失点で勝っている試合もあるのですが、今シーズンの広島は4失点が3回、3失点が2回と、守備がしばしば崩壊するようです。
特に、鹿島に4失点で2敗しています。(3失点で2敗の名古屋のほうが優秀ですね(^q^)
選手達
1stステージ第2節の名古屋戦では、あまり噛み合っているように見えなかったピーターウタカ選手ですが、今はJ1得点ランキング1位(15点)です。
jleague.jpの広島の選手名鑑を調べると、得点者は以下の通りです。
- 15点、ウタカ選手(FW)
- 7点、柴崎選手(MF)
- 4点、塩谷選手(DF)
- 3点、佐藤選手(FW)、宮吉選手(FW)、
あとは2得点が茶島選手、1得点の選手達が5人です。
戦績で挙げた広島の44得点と、上記の数字の合計が合いませんが、浅野選手(5得点)がアーセナルに移籍したためです。
ピーターウタカ選手がちょっと飛び抜けているので、他の選手達の得点数とのバランスが悪いように思いますが、浅野選手の5得点があれば、そんなに悪いバランスでもないでしょうか?
いづれにせよ、次の試合でもピーターウタカ選手には要注意です。
スタッツ
得点失点パターン
広島は多くの得点パターンを持っています。
名古屋を含め、これまで調べたクラブの多くは、「セットプレーから」と「クロスから」が得点源の大半でした。
しかし広島は、これらの2つ(7得点ずつ)に加え、「スルーパスから」(6得点)と「30m未満のパスから」(8得点)も同等の得点です。
あとは、良く分からない「その他」も7得点です。
前回の横浜戦、名古屋は5-4-1でしのぎましたが、今回の相手の広島は、名古屋よりも5-4-1の守備に長けており、スルーパスやショートパスからも得点を上げてきます。
選手達の奮闘でどこまで守れるでしょうか?
広島の失点パターンには、特に特徴的な点はありません。
やはり多いのは、「クロスから」の8失点と、「セットプレーから」の6失点です。
ただ、名古屋の攻撃戦術は固まっていません。
前節は、5-4-1の守備からのロングカウンターも見られましたが、そういうプレーを増やして来るでしょうか?
攻撃の成功率
例によって、名古屋と横浜の攻撃に関わる数値を比較しました。
さすが広島、と言ったところでしょうか。
色々な数値が良いです。(枠内シュート本数はJ1で1位)
平均ゴール数が1.9なのもすごいですが、平均攻撃回数は110回と少ない回数です。
その結果、広島の攻撃回数あたりのゴール数は、1.72%と名古屋の倍近い値になっています。
また、攻撃回数に対する30mライン進入回数の割合は約41%と非常に高い値になっています。
これらの攻撃の数値自体とても良いのですが、広島の攻撃の特徴は1回の攻撃の時間の長さだと思われます。
広島の攻撃回数110回は、J1で最下位です。
しかし、ボール支配率は52.9%の4位です。
他のチームを調べた訳ではありませんが、これらの順位から予想して、広島の1回の攻撃時間は多くのチームよりも長くなるはずです。
実際に計算してみると、広島の1回の攻撃時間は26秒、名古屋は19秒でした。
以前とスタイルが変わってないなら、この攻撃時間の長さはDFラインでのボール回しが原因です。
そして、DFラインからの鋭い速攻が広島の攻撃の持ち味です。
名古屋は、ストイコビッチ監督時代にもコーチだったジュロヴスキー氏(ボスコさん)がアシスタントコーチに就任し、田口選手と小川選手が練習に復帰しました。(名古屋公式twitter情報)
5-4-1の守備を採用したばかりですし、怪我から戻ってきた選手達をすぐには使いづらいでしょう。
ボランチなら田口選手の即スタメンがあるかも?
上位の広島との対戦なので、勝点1でも御の字ですが、勝点3、欲しいですなぁ(´・ω・`)
オリンピックのサッカーも、いよいよ始まります。
まずは、ナイジェリアが試合会場に到着できるかが見ものです!
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