2016年8月11日木曜日

【J1】 予習、浦和レッズ (2016年8月13日に名古屋グランパスと対戦)

8月13日は、豊田スタジアムで浦和レッズとの対戦です。

当日は、グランパス夏祭りが開催されます。

先着3万名様に赤シャツが配布されますよ~!



前回の浦和との対戦は2016年4月29日、1stステージ第9節でした。

シモビッチ選手のミドルシュートで1点返したのですが、4-1での完敗でした。(´-ω-`)チーン

【J1】 予習、浦和レッズ (2016年4月29日に名古屋と対戦)

【J1、TV観戦】 2016/4/29 1st-9 浦和レッズ対名古屋グランパス

2ndステージに入ってからも負けなしの浦和ですが、なんとか勝利を!

次の試合では、オリンピックに出ている興梠選手が欠場です。



浦和レッズ公式ホームページ



戦績

  • J1(年間)では24試合を経て、16勝4分け4敗、勝点52で2位、41得点21失点です。
  • 2ndステージに限ると、6勝1分け、勝点19で2位(得失点差のため)、15得点5失点です。
  • ACLでは、グループステージで2勝3分け1敗の後、ラウンド16で1勝1敗、PK戦の末、敗退しています。


浦和は、J1の年間順位では、首位の川崎を勝点5差で追いかけています。

1stステージの終盤に3連敗がありましたが、それ以降は順調に勝点を積み重ねています。

直近5試合の結果は○△○○○、と好調です。

前節では、湘南を相手に4-1で勝利しました。

次に勝敗と先制点の有無の関係について調べました。

2016年J1、浦和レッズの直近5試合の勝敗と先制点の有無。勝敗の`w'は勝利、`d'は引き分け、`l'は敗北です。先制点の`y’は浦和レッズの先制点、`n'は相手チームの先制点、0は両チーム無得点です。haの`h'はホーム、`a'はアウェイです。

今シーズンの浦和は、32試合を終え、17試合で先制点を獲得、11試合で先制点を奪われ、4試合がスコアレスドローでした。

先制点をとった17試合での勝敗は16勝1分け(勝率94%)、先制点を奪われた11試合では3勝2分け6敗(勝率27%)です。

先制点を奪った際の勝率は圧倒的です。

前回の試合の印象で言うなら、ロングパス、サイドチェンジ、プレス、攻め篭もりなどによって、先制点を奪った後の勝利の方程式はできているようです。

ただ、以前調べた川崎の戦績と比較すると、先制点を奪われた試合での敗北数の割合がちょっと多いです。

敗北の場合、当然ながら勝点は0なので、この敗北数の割合の多さが川崎との勝点差に反映されています。



選手達


浦和の得点は41点で、鹿島と並んでJ1年間の3位です。

jleague.jpの選手名鑑で調べた、選手達の得点数(ACLを除く)は以下の通りです。


  • 10得点、興梠選手(FW)。
  • 8得点、李選手(FW)、武藤選手(FW)。
  • 4得点、柏木選手(MF)。
  • 3得点、槙野選手(DF)。


あとは2得点が関根選手(MF)、1得点の選手達が6名です。

得点上位の3人とそれ以下の差が離れ過ぎているように思いますが、得点上位3人の差がそれほど開いてないので、こういう得点バランスもアリでしょうか。

でもあと一人くらいは、4から6得点している選手が欲しい気もします。

前回調べた広島の得点者では、ピーターウタカ選手がチーム全体の得点の1/3を占めていました。

一方で浦和の得点上位の3人の合計点は、チーム全体の半分以上にもなります。

狙って、つまり監督のチーム構想の結果として、チーム内の得点者の状態はコントロール可能なんでしょうか?

サッカーの戦術理論を実際のチームに応用する際には、気に留めるべき点でしょう。


次に、J1のみですが、先発と途中出場を含めた選手達の出場試合数の上位は、以下の通りです。


  • 24試合、西川選手(GK)、武藤選手(FW)、阿部選手(MF)、関根選手(MF)、柏木選手(MF)。
  • 23試合、李選手(FW)、森脇選手(DF)。
  • 22試合、槙野選手(DF)。
  • 21試合、興梠選手(FW)。
  • 20試合、遠藤選手(DF)。


これらの選手達が定番のスタメンです。

あとは宇賀神選手(MF)、梅崎選手(MF)も頻繁に出場しています。

ズラタン選手(FW)が、17試合で1得点なのですが、途中出場(途中交代)ばかりなので、これは仕方ないですね。



スタッツ


得点失点パターン

Football LABの浦和のページを見ると、浦和の得点パターンに面白い特徴がある事が分かります。

これまでに見たほとんどのチームでは、「セットプレーから」と「クロスから」の得点数はほぼ同じだったのですが、浦和では、「セットプレーから」が7得点、「クロスから」が11得点と、4点の差があります。

それに加えて、浦和は「30m未満のパスから」10点も挙げています。

浦和の戦術が確立しているからこそ、他と異なる得点パターンが表れています。

一方、浦和の失点パターンを見ると、最も多いのが「セットプレーから」の6点、よく分からない「その他」の5失点を除くと、次に多いのは「クロスから」の3失点です。

G大阪はセットプレーからよりもクロスからの失点が多かったはずですが、その逆に浦和はセットプレーからの失点が多くなっています。

ボール支配率が59.2%で、J1第1位の浦和ですから、なんとなく被セットプレーの数も少ないと推測されます。

そんな浦和相手には、とにかくボールを持たせない事、相手のリズムを崩して、こちらの攻撃時間を増やす事が勝利のための前提条件だと思います。

まぁ具体的にどうするかという話なのですが、プレスをかけるしかないでしょう。

前回の試合を思い出すと、中盤でボールを奪った後、永井選手とシモビッチ選手がドリブルで相手ゴール前までボールを運んだ場面がありました。

その戦術上、前がかりになりやすい浦和ですから、プレスでボールを奪ってからのショートカウンターが効果的な対抗戦術です。

ルヴァンカップ予選ステージの磐田戦のようにはまるといいんですが、どうなりますやら?

名古屋はどんな戦術を採用してくるでしょうか?



攻撃の成功率


この浦和の攻撃の数値の中で圧倒的なのが、攻撃回数に対する30mラインへの進入回数の割合(30進/攻撃)です。

名古屋を20%近く上回る、48%です。

20%の差はいくらなんでも大きすぎますね。

そして、この30mラインへの進入回数に比例するかのように、浦和のシュート本数は多くなっており、攻撃回数に対するシュート本数の割合(シュ/攻撃)は、浦和は14%となっています。

そして、シュート本数に対するゴールの割合(ゴー/シュ)は、他の多くのチームと同じく10%に近い値です。

最終的な、攻撃回数に対するゴールの割合(ゴー/攻撃)は約1.4%となっています。

これらの数値を見るに、浦和のシュート精度(ゴー/シュ)は他のチームと同じく10%程度で、それよりも中盤から相手ゴール前にボールを運ぶ回数を多くする事で、浦和は得点を増やしている事が分かります。

従って、浦和のゴール前へのボール運びを妨害すれば、その分浦和の得点能力を下げる事ができます。(上の得点失点パターンでも似たような事を書きましたが)

ただ問題は、現在の名古屋のシュート精度(ゴー/シュ)は、(多分平均値の)10%よりも一段低い訳ですが…。



オリンピックのスウェーデン戦、途中までしか録画できていませんでした。(´;ω;`)

U23代表のような気迫あふれる守備、しっかりと組織化された守備を、名古屋グランパスの試合でも見たいです!




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