2016年8月17日水曜日

【J1、TV観戦】 2016/8/13 2nd-8 名古屋グランパス 対 浦和レッズ

0-2での敗戦でした。


ま、ま、ま、J1年間2位の浦和ですからね、当然ですよね~(白目泡吹き

名古屋の得点の機会はありましたが、「これならいつか入るな」とはなりませんでした。

前線の3人によるカウンター狙いは分かりますが、その前の守備の段階に難ありな印象でした。

2失点目は入れられたくなかった…。

西川選手のパスの精度はともかく、「あそこはチャンス低いだろうな」と西川選手に思わせるようなマークをして欲しかった…。


Jリーグ.jpの試合データ
名古屋グランパスによる試合結果
浦和レッズによる試合速報






スタメン


スタメンに田口選手が復帰しました。

これによって前線は、1TOPの永井選手、2列目の左に和泉選手、右に田口選手となりました。

ボランチは前回と同じく、明神選手とイ・スンヒ選手、5バックも前回と同じく、サイドが矢野選手と安田選手、中央に大武選手、竹内選手、酒井選手でした。

ただ、シモビッチ選手が筋肉系の故障で欠場(監督コメント)、川又選手も欠場でした。

前線での高さという名古屋の武器は失われています。

その分、前線に走り回れる選手達がいるのですが、今回の試合ではプレスは効果的ではありませんでした。(残念)

夏なので、走り回るのに限界が有るのは間違いありませんが、取りに行くタイミングや、相手選手達に向かって行く順番など、プレスのやり方に改善の余地はあります。



試合展開


テキスト速報を見てわかるように、ほとんどの時間で浦和がボールを保持して、攻めていました。

名古屋は突発的な攻撃にとどまりました。

最も得点に近かったのは、70分30秒のCKからのプレーでした。

触れば1点に見えたんですけどね、ほんと残念。(´・ω・`)

前線の3人によるカウンターも何度か行っていましたが、特に18分20秒のカウンターが惜しかったですね。

でもこのカウンター、シュートで終わらなかったから、浦和の逆襲がきつかったです。

60分に小川選手が途中出場してからは、速攻が失敗した後でも、浦和のペナルティエリア付近で組み立てるプレーが増えました。

ただ、クロス以外にも、ワンツーとか見たかったですね。

浦和については、ボール支配率が高く、今回の試合ではシュートは16本でした。

ゴールに至るまでの選手たちの連携は、羨ましいほどでした。

しかし、今回の試合で嫌だったのは、得点をとられた時間帯です。

44分、87分と、前半と後半の終了間際に取られています。

選手たちも観客も「もうちょっとだったのに」と思ってしまうので、精神的ダメージが一層ひどかったです。(イヤラシイ!さすが浦和イヤラシイ!)



名古屋の守備


今回の名古屋の守備を見て思った事は、フォーメーションとしては5-4-1なのですが、「浦和にスペースを与え過ぎ」です。

例えば前半でよく見られた場面は、名古屋のDF陣がペナルティラインの前方、近い距離にいて、一方で1Topの永井選手はセンターライン付近、多くは浦和陣内にいます。

で、4人のMF陣がその中間に位置しているのですが、DFとMFの間の距離が15m前後離れていて、浦和に利用可能なスペースを与えていました。

前半5分までに、このような場面が2度ほど見られました。

1Topの永井選手があまり守備に尽力しているように見えなかったので、4人のMFから守備が始まるはずなのですが、このスペースがある事で、浦和は攻めやすかったと思います。

MFの前方にもスペースはありました。

MFの守備にしても、浦和のボール保持者に向かっていかず、一定の距離をとって守っているので、プレッシャーをかけることができず、ボール保持者は余裕を持ってプレーができていたはずです。

問題は、1Topの永井選手の位置なのですが、プレス戦術も実行しようとしていたために、このようなポジション取りになってしまったのでしょうか?

結果、今回の試合では、5-4-1は実に中途半端なフォーメーションになってしまいました。

どこかで今の名古屋はロングカウンターも狙っていると目にしたのですが、もともと前から取りに行くプレスと、後方からのロングカウンターは、相反する戦術ですので、同時に行うべきではありません。(できません)

チーム戦術としてロングカウンターを本当に狙うなら、相手を自陣に引き付けるためにも、しっかり引いて5-4-1を構築するべきでした。

そこで、組織的守備ができたかはまた別問題ですが。

横浜戦では、主に選手たちの奮闘により、自陣に引いての守備ができていたように思います。

一方、中盤からプレスを狙うなら、4層のフォーメーションにして、前の2層の3人か4人でプレスをかけるべきでした。

4層にする理由は、プレスをかける選手たち「だけ」を相手に近い位置に置くためです。

4-3-2-1、4-2-3-1、3-3-2-2、フォーメーションはいくらでもあったと思います。

結論として、今回の試合で3層のフォーメーション(5-4-1)を間延びさせてまでプレスを狙う事は、悪手でした。





ちょっとだけ、選手たちのプレーについて。

7分30秒、サイドを上がって行った酒井選手から田口選手へのクロス、飛び出せていたらチャンスでした。

でも、これって矢野選手の役割なような?

浦和の10分の攻撃、大武選手、勘弁して下さい。

61分20秒、イ・スンヒ選手がボールを奪われて、ちょっと絶望しました。

今まで守備をハードに行ってきたイ・スンヒ選手なので、ミスする事も当然あるのですが、実際にミスが出てしまうと、観てるほうは「イ・スンヒでさえダメなのか」と思ってしまいます。

そんな、一人を象徴化してしまう、組織的守備力の無さがまずい訳ですが。



なんかグランパス公式をチェックしたら、シモビッチ選手もオーマン選手も2、3週間の怪我じゃないですか、もうヤダ~。

今週末は福岡さんがやってくれると信じてます。

新潟さんには悪いですが。(それとも、福岡が負けた方がいいんだろうか?



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