2018年8月10日金曜日

オープントラッキングデータの解析 その3 DEBS2013のデータ

ひとまず、Petterson et al.(2014) のデータは置いといて、 Mutschler et al.(2013, The DEBS 2013 Grand Challenge) のデータの紹介です。

以下、データの簡単な紹介と、「この論文・サイトのダウンロードURLが機能してないので別のリンクを使ってね」というお話。

データの head と tail。



データ紹介


これまでに紹介している論文とは別に、「DEBS 2013」でgoogle検索すると、その研究集会のページが出てきます。

研究集会の目的などは置いといて、2013年に開催された研究会では、その主題が「サッカーのトラッキングデータのリアルタイムの解析(アプリの開発)」でした。

研究集会のページには、データの内容と解析すべき内容が書かれています。

そして解析のために、通常の試合ではありませんが、トラッキングデータが公開されています。


試合の概要を書いておきます。

GK含め各チーム8人の選手、30分ハーフ。

フィールドはハーフコートで、通常のタッチライン上にゴールが2つ置かれています。(下記URLからダウンロードできる動画で確認できます。)

位置データは、フィールプレイヤーについては両足に計2つのセンサー、200Hzでの観測、GKについては両手両足に計4つのセンサー(200Hz)、ボールについては2000Hzでの観測。

審判も1人分を観測。

これらの観測頻度によって、1秒間で計15000地点の位置データが得られるとの事。

公開されているトラッキングデータの内容は「sid, ts, x, y, z, |v|, |a|, vx, vy, vz, ax, ay, az」、センサーのID番号、時刻、センサーの位置座標xyz、速度と加速度の大きさ、その方向成分、です。

データの先頭部分と末尾部分の数字が、上記の図に書かれています。

合計4GBのデータです。

CSVの拡張子はついていません。

Mutschlerの論文には、gzipで2.6GBのデータとあったのですが、下記のURLからダウンロードしたファイルは1.7GBでした。

google colab + google drive の環境では、解凍に6時間以上かかりました。

寝て起きたら出来ていたので正確な時間は不明です。


トラッキングデータの他に、動画、各選手のボール保持の開始時刻と終了時刻、スローインなどによるゲーム中断と再開の時刻、などのデータをまとめたファイルも同様にダウンロードできるので、トラッキングデータの解析結果と突き合わせる事ができます。




ダウンロードURL


論文(PDF)と研究会のページ(debs.org)に書かれているURLですが、リンクをクリックしても、サーバーが無いようでデータをダウンロードできません。

そこで論文の著者に連絡をとったところ、彼の所属するフラウンホーファー研究機構の研究会用のページを教えてもらえました。

ページなかほどに、各データへのリンクがあります。

ドイツ語で書かれていますが、パッと見たところ、内容はDEBS2013のページ(英語)と同じです。



私は基礎科学系のマックス・プランク研究所(各分野の研究所が各地に分散している)は知っていましたが、応用研究にも同等の機関があるようです。

ここらへんの仕組みというか、科学技術研究の組織化、取り組みはドイツ(ヨーロッパ)はしっかりしていて羨ましいです。



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[記事一覧]トラッキングデータとスプリント回数について

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