2016年4月30日土曜日

【J1、TV観戦】 2016/4/29 1st-9 浦和レッズ対名古屋グランパス

大敗、残念です(´-ω-`)

鹿島さんに2点差で負けた時はカイオ選手1人にやられた印象でしたが、今回の3点差の浦和さんはチーム全体の連携の成熟度が羨ましいくらいでした。あとは、シモビッチ選手のゴールでしたね!

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名古屋グランパスによる試合データ と レポート
浦和レッズによる試合速報

以下、スカパーでの放送をもとに進めます。

試合展開について

前半、浦和は遠藤選手や槙野選手による後方からのフィードやサイド攻撃をしかけましたが、一方の名古屋もインターセプトを何度か見せたので、一方的な浦和の攻撃にはなりませんでした。

試合当初の名古屋は相手ゴールに近づいてもシュートを撃ちません。撃てません。前半6分頃、永井選手が中盤で奪いゴール前まで運んだ場面もありましたが、シュートを撃つ前にボールを奪われてしまいました。25分には、柏木選手が振り向きざまにシュートを撃ち、これが浦和の先制点になりました。その後は浦和がゴール前でチャンスを作るも決めきれず、39分に誰も予想していなかったシモビッチ選手の初?ボレーシュートで名古屋が点をとりました。これが、この試合の名古屋の最初のシュートでした。シュートチャンスと得点経過だけを見れば、チャンスをものにできないチームには罰が下るという、サッカーでよく言われる教訓そのものの展開でした。

後半は、本当に浦和が攻め篭っている印象でした。名古屋の走力が落ちて?、浦和のプレスが威力を発揮し、名古屋ゴール前での執拗な攻撃が続きました。結果、浦和が3得点しました。ゴール前の名古屋の選手達は、浦和のボールの動きに翻弄されていました。得点以外にも、何度か決定機を作られました。

ここで私は、前半の名古屋を「足が動いて」と表現し、後半の浦和を「プレスが効き」と表現しました。前半の名古屋は、出足の良さが攻撃と守備に効いていました。後半の浦和は、出足の良さに加え、ボールを持っている名古屋の選手達への継続した追いかけ、ボールを持って攻撃に転じた際にはパスコースを作るための動き、ができていました。攻守に連携ができている印象でした。

この試合での名古屋のチャンスは、浦和陣内からセンターサークル付近でのインターセプトによって作られていたと思います。そこで、名古屋のインターセプトをカウントしてみました。弾いたり1度だけ触ったプレーを除いて、浦和陣内からセンターサークル付近での名古屋のインターセプトは、前半では3分、5分、6分(永井選手ドリブル独走)、9分、12分、14分、23分、40分、42分(シモビッチ選手ドリブル独走)、でした。試合当初に調子がよく、その後間隔が伸び、39分のシモビッチ選手のゴールの後、明らかに出足が良くなりました。後半は、48分、49分、76分(永井選手シュート)でした。後半開始直後は良かったですが、その後は…。

もちろん、相手あっての試合ですので、常にインターセプトができる訳はありませんが、ちょっと勢い任せだった印象です。名古屋がこのインターセプトを狙っていたなら、戦術的には正解だったと思います。そして、このインターセプトが組織的にできるようになると(つまりプレス戦術)、すごい武器になると思います。

選手について

シモビッチ選手のシュート、リプレイが終わってすぐだったので驚きました。磐田の松井選手や浦和の森脇選手以上のゴールへ向かって落ちるシュートでした。永井選手にはもうちょっと走って欲しかったです。今回のスプリント回数は33回で、十分多いですけど。

一方、3点目を取られた時の小川選手のプレーはきつかったですね。浦和の攻撃の起点になり、ゴール前の守備でも裏目に出てしまった感じです。小川選手には不向きなタスクだったかもしれません(ナビスコ杯ヴァンフォーレ甲府戦では良かったのに)。プロなので、そんな事は言ってられないでしょうが。

守備について

解説の福田さんの前半3分辺りのコメント、「守備はコンパクトだが、遠藤にプレッシャーがかかってない。」

見なおしてみると、4-4-2が意味をなしていませんでした。4-4でコンパクトにしているせいで、浦和はパスを出し放題だったようです。そして4-4-2で守っても、パスの受け手の裏抜けを潰せない状況でした。中盤の4-4-2では、どうもFWの2人が後ろの4-4から引き離されて、前に出すぎていました。FW-MF間の距離が、MF-DF間の距離(10m程度)より明らかに長かったです。

今回の場合、対策の一例は、フォーメーションを4-2-3-1のようにゴール方向に長くして、浦和の後方の選手達にプレッシャを与え易い状況を作る事でしょう。浦和の懐が深いせいで、名古屋の前線のの選手達の運動量が多かったと思います。

この試合も、ゴール前での守備でやられてしまいましたが、浦和のサイド攻撃の際に、何度か二人の選手が同時に向かって行く場面が気になりました。
  • 33分の梅崎選手のシュートの前、李選手の動きに2人が引き寄せられて、梅崎選手はフリーでシュート。
  • 47分の関根選手のクロス、ボールが関根選手に渡る際に2人でチェックに行ってる。
これらの選手達はお互いが見えてなくて、二人がかりのマークになっているようでした。こういうのが守備の連携の難しさなんでしょうか。

次は、5/4の横浜マリノス戦です。楽しみです。





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