2016年4月23日土曜日

【J1】 予習、アルビレックス新潟 (2016年4月24日に名古屋と対戦)

アルビレックス新潟公式ホームページ


戦績(勝ち点、得失点)

  • アルビレックス新潟は10戦して3勝1分け6敗、得点11失点20です。
  • J1では、名古屋グランパスと同じく勝ち点7で、14位(2勝1分け4敗)です。得失点は、得点10失点14の得失点-4です。
  • ヤマザキナビスコカップでは、1勝2敗、得点1失点6の得失点-5です。(4/20は試合無し)

現時点の新潟の戦績は、名古屋(2勝2分け6敗)に似ています。特にJ1では勝ち点が同じなので、次の試合は負ける訳には行きません。直近5試合の成績は2勝3敗、2勝した後に3連敗しています。新潟の監督、選手達も次の試合は奮起してくるでしょう。

新潟の失点は、名古屋に比べると多くなっています。これは、J1第2節で神戸に6-3で敗北し、ナビスコ杯の第3節で川崎に0-5で敗北したからです。これらの試合の得点時間を見ると、数分で連続得点されている時間帯があります。相手チームの攻撃力もありますが、守備の集中力が落ちる事もあるのでしょうか?他の試合では、とってもとられても2点まででした。新潟が2点取られた4試合については、数分間に連続で点を取られた事はありませんでした。

先制点と勝敗の関係を調べると、新潟は先制点をとられた5試合で全て負けていました。先制点をとった5試合の内、3試合で勝利、1試合で引き分け、1試合で敗北でした。名古屋が先制点をとれば、試合を優勢に進める可能性は高そうです。新潟に先制点をとられても、付け入る隙はありそうです。

選手

得点トップは、ラファエル・シルバ選手の5得点です。続いて、2得点の田中選手、1得点の指宿選手、伊藤選手、レオ・シルバ選手、大野選手になります。ちなみにレオ・シルバ選手は次回出場停止です。

出場試合数(必ずしも先発ではない)が多いのは以下の選手達です。

  • 10試合、DFの大野選手、MFの加藤選手。
  • 9試合、DFのコルテース選手、MFの小林選手、レオ・シルバ選手。
  • 8試合、MFの酒井選手、小泉選手、FWのラファエル・シルバ選手。

先発メンバーの核があって、後は他の選手達を交代でやりくりしているようです。

新潟は4/20のナビスコ杯第4節には試合がありませんでした。名古屋は4/20の試合で大きくメンバーを入れ替えて望みましたので、新潟名古屋、共に休養十分でしょう。

戦術

簡単に言えば、新潟の攻撃はパス回しから始まり、名古屋の主な攻撃はロングパスあるいはカウンターです。選手達の走り方やパスのデータがこれらの戦術の指向を裏付けています。

トラッキングデータ


チームとしての平均走行距離(1試合合計)は、新潟が119.3kmで3位、名古屋は111.7kmで最下位です。一方でスプリント回数は、名古屋が179回で4位、新潟が164回で13位です。それぞれ選手一人分に近い差があります。新潟の選手達はパスコースをとるために動きまわるので、スプリント回数は伸びないが、走行距離は伸びるという理屈です。一方の名古屋は、守ってからカウンターでのスプリントになるため、走行距離は伸びない(伸びにくい)が、スプリント回数は増える事になります。

あと、MFの加藤大選手は、これまでのJ1全試合の全選手の走行距離の1位から4位を独占しています。8位もとってます。加藤選手の走行距離は13kmを超え、14km超も1試合ありました。ちなみにスプリント回数は、湘南の高山選手と名古屋の永井選手が上位を独占しています。

パス


名古屋と新潟のパスの差ははっきりしています。名古屋の1試合平均のショートパスの試行数は192本、ロングパスは54本、一方の新潟のショートパスの試行数は306本、ロングパスは38本です。新潟のショートパスは名古屋の1.5倍、名古屋のロングパスは新潟の1.4倍です。そして、パスの方向について、新潟は名古屋よりも左右に出す割合が多くなっています。

新潟がパス回しを重視しており、一方の名古屋は、ロングパスを含めて前にボールを進める事を重視している事が良く分かります。

展開予想というほどの事もありませんが、試合開始直後は、新潟が自陣と中盤でボールを回し、名古屋が中盤で守備をし、ボールを奪い取ったらカウンターをしかけるという図式でしょう。名古屋のゴールキックやFKの際にはシモビッチ選手へのロングパスがあります。失点が若干多い両チームなので、ゴール前にボールが来ると、緊張感は一気に高まるでしょう。

問題は先制点をとった後どうなるか?ですね。これ以上の逆転負けは遠慮したいですが、新潟には先制点をとられたら負ける傾向があるので、名古屋の先制点に期待します。


にほんブログ村 サッカーブログ 名古屋グランパスエイトへ
クリックして頂けると励みになりますm(_ _)m

0 件のコメント:

コメントを投稿

注目の投稿

サッカーにおけるボロノイ図使用の制限、ボロノイ図とは?

本記事の主張は、「 サッカーではボロノイ図を無制限に信頼しないでね 」、です。 特に私が危惧しているのは、盲目的な信頼によって、ボロノイ図が選手批判に使用される事です。 事実として、選手たちが動いてない時(動きが悪い時)ほど、ボロノイ図は各人がカバーできる領域に近くなり...