2016年4月7日木曜日

【ナビスコ杯、試合観戦】 2016/4/6 GS-3 名古屋グランパス対鹿島アントラーズ

Jリーグ.jpのマッチレポート
名古屋グランパスによる試合データ と レポート
鹿島アントラーズによるマッチレポート

本日の天気は晴れ。風は吹かず。ただ日中に比べれば随分冷え込んでいました。



本日の試合、名古屋グランパスは1-3で敗北しました。前半にFKから野田選手が得点したものの、後半に鹿島に3得点されてしまいました。名古屋グランパスが得点した時間帯を除けば、カイオ選手の躍動を止められなかった印象です。

試合展開について

前半の名古屋は守るときには4-4-2、ボールを持って攻撃するときには、矢野選手が一列?上がって、残りの3人でラインを構成していました。後半は4人で守っていました。

前半の野田選手の得点は良かったですが、その前の時間帯から名古屋は鹿島ゴールに迫っていて、得点がとれそうな雰囲気はありました。3月27日の湘南ベルマーレ戦では、シモビッチ選手がロングパスのボールをそらして、そのボールを受けた最前線の小川選手が相手DFを突破しようとしていました。今回の試合でも同様にシモビッチ選手が何度かボールをそらしていましたが、最前線にいた野田選手は相手DFを背にしてこのボールを受け、後方から走りこんでくる味方選手にパスを出していました。前半、この流れも含めて、名古屋の右サイドから、ゴール前に迫る有効な攻撃がありました。ただ、後半になるとシモビッチ選手へのカバーがきつくなり、この経路の攻撃は止められました。

正直言って、後半の名古屋の攻撃はあまり印象にありません。Jリーグ.jpのテキスト速報を見直しましたが、有効な攻撃はできていなかったようです。3得点された後の後半40分ごろのカウンターには勢いがありました。後半45分頃にも、シモビッチ選手、川又選手、永井選手が3人でカウンターをしかけましたが、鹿島は5人程度で守っていて、これはノーチャンスでした。

後半7分の鹿島の遠藤選手の得点、名古屋のDF(大武選手?)が脚を滑らせて、その隙にかわされたように見えました。残念です。

後半15分頃、カイオ選手が飛び出して楢崎GKに近づいて行く時には、正直オワタ/(^o^)\と思いましたが、この時はカイオ選手の宇宙開発によりホッとしました。カイオ選手は、試合開始当初のミドルシュートからもう怖かったんですが、後半、FWの位置に入ってから、DFの背後のスペースを狙われると、もうどうにもならなかったです。オーマン選手や他のDFも、カイオ選手の俊敏な動きについていくのが難しそうでした。そして後半23分、カイオ選手に抜かれたら独走されると思ったオーマン選手は、イエロー覚悟で身体を捕まえたのだと思います。そしてその後の後半38分、私は反則の瞬間を見逃してしまいましたが、オーマン選手は2枚目のイエローカードをもらって退場になってしまいました。

鹿島の3点目、コーナーキックからの得点では、オーマン選手がカイオ選手から受けた傷の治療のために一時ピッチ外に出ていたはずです。そういう残念な巡り合わせも含めて、カイオ選手にやられた試合だったと思います。






カイオ選手の止め方?

後半、どうにもならなかったカイオ選手によるDFの背後のスペースへの侵入ですが、状況としては、

  1. 名古屋のDFがある程度上がっていて、
  2. そこに鹿島の中盤からボールが出て、
  3. カイオ選手が飛び出す、

です。この場合、多分、1から順番にその状況を変えてやると効果が大きいと思われます。なので、効果の大きい選択肢から、

  1. 自陣に引いて守る。
  2. 鹿島の中盤からのボール供給を防ぐ。
  3. カイオ選手の飛び出しを止める

という順になります。3のカイオ選手の飛び出しを止めるためには、選手がつくか、オフサイドをとる訳ですが、今回はどちらも難しかったように思います。とすると、1と2の選択肢が考えられます。

ホームで引いて守るのは嫌かもしれませんが、1-1の時点で引いて守ってカウンター狙いなのはまぁ、アリかと。それがダメなら中盤で走って守るしか無いわけですが、前々回の湘南さんほどじゃないにしても、選手達は皆よく走っていたと思います。(ナビスコカップはトラッキングデータが出ないようなので具体的には分かりませんが)

さらに言えば、今日の試合を見ても、相手に引かれた時にショートパスの連携で崩すのは難しそうです。一方でいい攻撃の流れは、スペースをいかした速攻か、選手達の高さを生かしたセットプレーになります。なので、中盤でのシモビッチ選手へのロングパスの経路が防がれたら、もう引いて守って、攻撃は手数をかけずにシンプルなカウンターからシュート狙いか、シモビッチ選手狙ってサイドからクロス、がいいんですかね?

個人的には、スペースをいかした、永井選手への大きなサイドチェンジをもっと仕掛けて欲しいです。



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