2016年8月6日土曜日

【J1】 名古屋グランパス、説明会の議事録の感想 (批判メイン、ご注意を)


7/31に開催された説明会の議事録を読みました。(名古屋グランパス サポーターズミーティング議事録 公開のお知らせ

この説明会については、クラブ側がネットへの書き込みを禁止していました

(「7/31(日)「サポーターズミーティング」開催概要、及び申込方法につきまして」、ページ下部の当日注意事項。)

従って、説明会への言及は、この議事録を絡める事になります。

以下、議事録を読んだ感想(批判)です。

議事録の内容について特に目新しい事は無いです。(・_・)

「いまさら」とか、「もう読んだ」とか、「もう知ってる」とか、非生産的な感じです。






議事録の感想


議事録の内容は、「> 」で示します。



 コネクションを強く意識している。

> そんな中で我々は日本人の監督、それから赤いユニフォームに袖を通した監督を探しておりました。 (2ページ目、第一段階)

> 地元の出身でもあり (2ページ目、第二段落)

なぜ実力、実績よりもコネを重視するのでしょうか?

他クラブを含めた監督、コーチ、選手達の実力と特徴の判断、スカウティングはできているのでしょうか?




> 若い日本人の監督を育成しよう、それは名古屋グラン パスの赤いユニフォームを着ていた監督だと。 (2ページ目、第二段落)

皆が思う事だと思いますが、トップカテゴリーのチームで、コーチ経験の無い新人監督を起用する必要はありましたか?




> そんな中でどのようなサッカーを目指すのかというと、スマートでインテリジェンスにあふれ、テクニカルで組織として連動するサッカー、5 人目まで連動するサッカー。 (2ページ目、第三段落)

残念ながら、経験のない人間の言葉遊びに踊らされたという結果です。

今後の小倉氏の監督キャリアの中で、このサッカーが実現出来る可能性はゼロではありません。

しかし、今シーズンはこのサッカーを実現できず、結局「夢のある言葉」に終わってしまいました。




西野氏、長谷川氏、ストイコビッチ氏の例を挙げて、サポート体制の話。

> その新人監督をサポートしていく体制がちょっと甘かったかなと、しっかりサポートが築けていなかったんじゃないかなと大いに反省しております。  (3ページ目、第1段階)

> それから監督を支える体制の強化ということで、実績のあるコーチを招聘し、それからスカウンティング担 当を増員、加えてチームスタッフを投入しようとしております。 (3ページ目、第8段落

指導経験、GM経験の(ほぼ)無い人間に兼任させて、それで体制が「ちょっと」甘かったというのは、久米社長の経歴とグランパスの歴史を考えても、ちょっと信じられないくらいのお粗末です。

久米社長には万全の人事権がありましたか?

西野さん達のようなコーチキャリアの積み方(少数例)が正しいと思われますか?




> プロとは何ぞやというようなことを選手にも話をしています。愚痴をこぼさない、言い 訳をしない、人のせいにしない、というようなことをプロとしてのメンタリティとして選手たちに植え付けていく必 要があると思っております。 (3ページ目、第3段落

チームの危機において精神論を説く事は、ほぼ意味が無いと思います。

精神論万能の日本は、70年以上前の8月15日に終了しました。

多数の人命を犠牲にして。

必要なのは、(チームの)危機を乗り越えるための方法論とその実践です。

グランパスについては、相手チームの分析と勝つための戦術の実践が必要です。

(精神論が無価値だとは思いません。)




> 実は小倉さんと選手の信頼関係もこの調子 で、「とにかく小倉さんに優勝を、とにかく勝利を」と選手たちが口々に言っているのも事実です。 (3ページ目、第6段落

いくらなんでも「優勝」はないでしょ?

小倉監督を選手達が慕っているとしても、そんな事を言うとは、信じられません。




> 小倉丸に乗ったからには (4ページ、第4段落)

「どうやって帆を張ればいいですか?食料は何をどの程度備蓄しますか?」

「愚痴をこぼすな!言い 訳するな!人のせいにするな!ここが踏ん張りどころだぞ!」

この程度の風刺は書きたくなります。




> 。私が社長を仰せつかったのはトヨタ ではない者がまずやって、このチームの皆さんとどういう風に連動していくか、これが信頼を生むんだろうと思っております。 (13ページ、最後の久米社長のコメント)

社長人事については豊田会長が決定する?のは理解できますが、GMと監督、その他(どのレベルまで?)についても豊田会長が最終的に判断しているんでしょうかね?

豊田会長の知らない人は任命できないんでしょうね…。

いつか「トヨタの者」が社長をするんでしょうけど、新規開拓と顧客維持を主目的にした企業が、サッカークラブの経営に耐えられるとは思えませんが。




なぜネットへの書き込みを禁止したのか?


この意図がよく理解できませんでした。

こういう決起集会というか、危機にある際の説明会なら、通常の目的は多くの人達への求心力を高める事のはずです。

そのために、まず説明会参加者達に納得してもらい、次にその人達からの口伝え、そして今ならネットを通じて、熱意と内容を多くの人々に伝えてもらいます。

しかし、ネットへの書き込みを禁止されたのでは、参加者達がより多くの人々に情報を伝える事はできません。

一方で、クラブ側は説明会の会場を変更し、大人数の収容に動いています。

推測(邪推)するに、今回の説明会でのクラブ側の目的は、ネット炎上を避ける事と、説明会に参加するコアなサポーター達をガス抜きする事だったのでしょう。

あとは自分たちのために「説明会を開催した」という事実が必要だったかと。

どちらにせよ、クラブ側は今回の説明ではサポーター達が満足しないと事前に理解していたように思います。(そのための新しい何かを提供できない)

そんなクラブ側の目的?は成功しています。

公開から30時間以上経過しましたが、説明会や議事録についてのブログ記事は、google検索の1ページ目を見ても出てきません。(検索キーワード、名古屋グランパス 説明会 2016 議事録)

説明会はこのままサポーターの口の端にものぼらなくなるでしょう。

でも、それで本当にいいんですかね?





こういう批判記事は、もう書きたくないです。

今夜の広島戦、勝利を!





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