2018年3月22日木曜日

攻撃での選手間距離が異なるチーム同士の衝突

この前の第2節、名古屋は早い時間帯に1得点したものの、フィールドを広く使ってくる磐田に割とやられました。

サイドチェンジの供給源である中村選手への対策はもちろんなのですが、選手間距離の異なるチーム同士の衝突についてごく原則的な事を書いておきます。





攻撃で異なる選手間距離を指向するチーム同士の衝突とは、具体的にはコンパクトなプレー(狭い領域に人数をかける)を指向するチームと、フィールドを広く使う(フィールドに選手を散りばめる)チームの中盤の衝突です。

この両チームの中盤の衝突では、攻撃の成否はともかく、攻撃側(ボールを保有している)が有利な状況にあると考えられます。

理由は、守備側のチームの選手間距離は、攻撃側チームの選手間距離に合わせる必要があるからです。

このため、どちらのチームも、相手チームからボールを奪ったとしても、守備から攻撃への切替がスムーズにいかなくなります。

(コンパクトな攻守によるスペースの拡大は、フィールドを広く使いたいチームの速攻に有利な気もする)

前後だったり左右だったり、どこかの選手間距離の齟齬が試合結果に影響するでしょう。

この前の試合で名古屋の攻撃がうまく行かなかった理由の一つは、これだと思っています。


対策としては3つ。

一つは、この選手間距離の齟齬を埋めるために、どこかで選手達全員が出足を良くしてペースを握り返す事。

あるいは相手に付き合わない対策として、前半冒頭、後半冒頭、相手の攻撃に自分たちから積極的にプレスをかける、その結果の苦し紛れのロングボールのインターセプトを狙う事。

最後の一つは、1対1でボールを奪ってドリブル突破する事。



次回の対戦ではどんな試合展開になるのか楽しみです。



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