順位やら
現在5位の名古屋と、現在15位の岐阜の対戦です。
順位の上では名古屋優位ですが、直近5試合の結果は、岐阜が4勝1敗、名古屋が1勝1分け3敗、と岐阜優位です。
しかしさらに前節の結果だけを見れば、名古屋勝利、岐阜敗戦となっています。
なんかプラスとマイナスの流れが入れ子になっていて混乱します。
名古屋目線で見れば、「岐阜は下位だけど、最近調子いいから注意しろ」という事でしょうか。
ゴールとアシスト
ボール支配率とゴール数の比較から「ボールは回れどゴールできず」が岐阜(大木監督)の傾向でしたが、直近5試合では8得点に8アシストとなっており、岐阜の攻撃陣はしごく好調です。(ページ下部の「最近5試合のチーム内ランキング」)
そして、直近5試合の8得点のうち、半分の4得点(1アシスト)をとっているのが風間宏矢選手です。
一方の名古屋も5試合で8得点していますが、アシストは5です。
しかもシャビエル選手が4アシスト、青木選手が1アシストと、連携で点を取りたい?名古屋としては良い数字ではありません。
シャビエル選手に集中しすぎですし、前節のシャビエル選手はCKから2アシストのはずです。
ただ前節の後半の攻撃は間違いなく良かった!ですから、あの調子で岐阜戦も戦って欲しいところです。
岐阜はこれまでに47失点(最も少ない湘南が26失点、名古屋が54失点)しており、決して守備がうまいチームではないので、つけいる隙はあるはずです。
プレースタイル指標
コンビネーション率とは、「対象攻撃内において、ペナルティエリア進入までの7秒間で3選手が敵陣でのパスを成功させた攻撃の割合」です。 |
Football LABで公開されているプレースタイル指標を一部まとめました。(リーグサマリー:2017 J2 チームスタイル指標より)
名古屋と岐阜のチームスタイル指標は、各チームのページにも書かれています。
(この指標自体は攻撃の試行回数を元にしているとの事です。単に試行回数で良い気もします)
そして各サイドでのコンビネーション率、シュート率、ゴール率です。
チームスタイル指標を見て分かるように、名古屋は中央重視、岐阜はサイド重視で攻撃しています。
ちなみに説明を読むと、「中央」とはペナルティエリアの延長上の範囲らしく、フィールドの横幅65mに対して、ペナルティエリアの幅40mです。(3等分ではないんですね)
名古屋も結構サイドでボールを運ぶ、攻撃する印象ですが、単純に面積の違いを考えたら、中央重視という指標でもおかしくはないでしょう。
それよりも、岐阜のサイド重視の姿勢が目立ちます。
その次のコンビネーション率ですが、名古屋も岐阜もチームスタイル指標と逆の関係となっています。
実際のコンビネーションの回数としては、両サイドと中央のの差は大きく無いのでしょう。
お互いのゴール前でのコンビネーションのやり方の違いは気になります。
シュート率については、中央の値が良いのは当然ですが(この数値が妥当かはともかく)、名古屋の右サイドの値が若干高いのが目を引きます。
ゴール率では、名古屋の右サイドは中央よりも高い値です。
「特に右サイド」という印象は無かったので、これはちょっと驚きました。
分かった事。
- 岐阜はサイド攻撃が好き。
- 名古屋の右サイドは(実は)ゴールをよくとる。
日曜日の試合、基本的には中盤でのボールの奪い合いから始まるはずですが、どういう展開になるのか楽しみです。
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