年間順位13位対15位(2nd順位16位対15位)の対決です。
降格圏脱出確定のため、負けられません。
この試合は、東海4県のNHKでも放送されます。
今季初の対戦はシーズン開幕戦、小倉監督のもと、0-1で名古屋が勝利しました。
今季2度目の対戦は、ルヴァンカップの予選ステージ、スタメンを入れ替えた試合でプレス戦術が功を奏して、前半で3得点して勝利しました。
【ナビスコ杯】 予習、ジュビロ磐田 (6月5日、GS第7節で名古屋と対戦)
【ナビスコ杯、TV観戦】 2016/6/5 GS-7 ジュビロ磐田対名古屋グランパス
ジュビロ磐田公式ホームページ
戦績
- 磐田のJ1(年間)の成績は、7勝11分け13敗、勝点32で13位、35得点48失点です。
- 2ndステージでは、1勝6分け7敗、勝点9の16位、14得点25失点です。
- ルヴァンカップのグループステージは、1勝2分け3敗、勝点5の5位で敗退しました。
- 天皇杯では、3回戦、大宮に0-5で敗退しました。
ジュビロ磐田は、1stステージでは8位(得失点差-2)だったのですが、2ndステージでは16位(得失点差-11)、1勝6分け7敗と、苦しんでいます。
引き分けは多いのですが、2ndステージでまだ1勝です。(8月24日の福岡戦)
対して長らく未勝利だった名古屋は、2ndステージでは3勝しています。(ほんと嬉しい)
天皇杯も敗退していますので、磐田は(名古屋も)次の試合が今シーズン一番の岐路になりそうです。(ちょっと残念な争いですけど)
例によって、勝敗と先制点の有無の関係を調べました。
2016年J1、ジュビロ磐田の直近5試合の勝敗と先制点の有無。`ec-3'は天皇杯3回戦です。勝敗の`w'は勝利、`d'は引き分け、`l'は敗北です。先制点の`y’はジュビロ磐田の先制点、`n'は相手チームの先制点、0は両チーム無得点です。haの`h'はホーム、`a'はアウェイです。 |
今シーズン、磐田は39試合を戦い、9勝13分け17敗です(J1を31試合、ルヴァンカップを6試合、天皇杯を2試合)。
磐田は、19試合で先制点を獲得し、16試合で先制点を奪われ、4試合でスコアレスドローでした。
先制点を獲得した19試合では8勝5分け6敗、先制点を奪われた16試合では1勝4分け11敗でした。
磐田は、先制点を獲得した試合数が獲得された試合数より上回っていますが、先制点を獲得した試合の勝率が50%以下と良くありません。
1点を取るために集中力を使い果たしている感じでしょうか。
そして先制点を奪われた16試合でも1勝と4引き分けと、苦しい状況です。
ホームアンドアウェーで勝敗を見ると、ホームで5勝7分け8敗、アウェイで4勝6分け9敗です。
若干、ホームで強いです。
選手達
途中出場を含めた出場試合数を調べました。- 32試合、アダイウトン選手(MF)、太田選手(MF)。
- 31試合、中村選手(DF)。
- 30試合、宮崎選手(MM)。
- 29試合、山本選手(MF)、大井選手(DF)。
- 28試合、川辺選手(MF)、松浦選手(MF)。
- 24試合、森下選手(DF)。
磐田は、J1を31試合、ルヴァンカップを6試合、天皇杯を2試合、計39試合こなしていますが、なかなかスタメンを固定できていない、長期に試合に出ている選手が少ないようです。
28試合の次が24試合で、上記のリストで9人です。
8月には、5得点していた小林祐希選手がオランダに移籍しました。
得点者は以下の通りです。
- 14得点、ジェイ選手。
- 6得点、アダイウトン選手。
- 3得点、太田選手。
- 2得点、川辺選手。
他には、1得点の選手が9名です。
小林選手がいた事を考えても、3得点くらいの選手がもう一人二人いて欲しいところです。
ジェイ選手は、21試合で14得点という高い得点率ですが、もっと試合に出て欲しいところでしょう。
前回のルヴァンカップでの対戦でも、名古屋はジェイ選手に点を取られました。
次節もきっと出てくるでしょう。
Football LABのプレビューページを見ると、磐田は森下選手が出場停止、大井選手他2名が欠場です。
名古屋の出場停止、欠場の選手はいません。
スタッツ
Football LABのページで名古屋と磐田のスタッツを調べました。得点失点パターン
磐田の最も多い得点パターンは、「クロスから」で10得点(29%)です。
次が「セットプレーから」で、8得点(23%)です。
その次には、「PK」の5得点(14%)が来ます。
PKが多いという事は、ペナルティエリア内の進入には要注意です。
名古屋の得点パターンも、もちろん「セットプレーから」と「クロスから」が多数を占めているのですが、今は「その他」が「クロスから」と同じ8点(22%)となっています。
この前の福岡戦の5得点が効いていると思いますが、一体何なんでしょうね、「その他」って。
磐田の最も多い失点パターンは「クロスから」が12失点(25%)、「セットプレーから」が11失点(23%)です。
その次は、ちょっと離れて「スルーパスから」と「その他」が6失点(13%)です。
他には、磐田は「PK」で4失点しており、ペナルティエリア内の守備に不安がありそうです。
名古屋の失点パターンも多いのは、「セットプレーから」14失点(28%)と、「クロスから」10失点(20%)ですが、その次が「30m未満のパスから」が8失点(16%)です。
ジュロヴスキー監督になり、闘莉王選手が戻ってきて、守備は格段に改善しましたが、秋季キャンプを経て、一段と良くなっている事を期待します!
攻撃成功率
Football LABで公開されている数値(スタッツ)を使って、各プレイの割合(パーセンテージ)を調べました。
スタッツを見ても、各プレイの割合を見ても、似たような値の並んでいる名古屋と磐田ですが、大きく異なっているのは、肝心要の枠内シュート数に対するゴール数の割合(ゴー/枠内)です。
名古屋の34%に対して、磐田は24%、名古屋は3本の枠内シュートで1ゴール決めるのに対して、磐田は4本の枠内シュートで1ゴールを決めている事になります。
ここは名古屋の方が良い数値なのですが、それ以前にシュート数自体は磐田の方が多いので、結局、シュート数に対するゴール数の割合(ゴー/シュ)は名古屋が10%、磐田が8%となっています。
代表的な選手を取り上げると、磐田のジェイ選手はシュート数66に対してゴール数14、その割合は21%です。
名古屋では、シモビッチ選手がシュート数55でゴール数9、決定率は16%、永井選手がシュート数47でゴール数7、決定率は15%です。
やはりジェイ選手は要注意です。
ちなみに、攻撃回数に対するシュート数は、名古屋が10%、磐田が11%と大きな差はありません。
Football LABのパスのスタッツを見ると、磐田はショートパスを多用して、センターライン付近の相手陣内でのパス本数が多く、名古屋はミドルパスの割合が高くて、センターライン付近の自陣内でのパス本数が多くなっています。
週末の試合はどのような展開になるでしょうか?
今季2度、磐田に勝利している名古屋ですが、磐田からしてみれば3度目の正直を狙ってくるでしょう。
油断はできません。
仙台戦、福岡戦は得点できましたが、名古屋の攻撃力、連携はまだじっくり見守りたいと思います。
週末の勝利を願っています!
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