2016年3月29日火曜日

【日本代表、TV観戦】 2016/3/29 アジア2次予選 日本対シリア

前回の試合同様、5-0での勝利です!最後には天秤が傾いて、シリアを突き放す事ができた印象です。

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この試合で一番印象に残ったのは、香川選手による2点目のゴールでした。2013年のコンフェデ杯のイタリア戦を髣髴とさせる、素晴らしいゴールでした。大量得点は良かったのですが、日本の相手に当たらない守備もあり、途中まではどうなるか分かりませんでした。以下、試合展開を簡単に書きます。

試合の展開として、前半は日本が攻め続け、シリアが守り続けました。1点目は、6本目のコーナーキック(この試合初めてのショートコーナー)、香川選手の鋭いクロスからオウンゴールが生まれました。しかし、その後もシリアは集中力を保ち続け、日本がクロスやショートパスをつないでシリアの守備を崩そうとするもなかなか追加点は出ませんでした。しばしばシリアのカウンターにより、ボールが日本ゴール前まで迫りましたが、シリアの選手達はすぐにミドルシュートを打ち、それがゴールの枠内には行かなかったので、あまり怖い攻撃ではありませんでした。

一方で、日本のミドルシュートは、宇佐美選手による一本のみだった気がします。戦術的にはもっとミドルシュートが多い方が、シリアの選手達を引き出す可能性があったのではないでしょうか。常に攻勢だった試合前半ですが、シリアが体力と集中力を保っていた事もあり、追加点をとるためには、前回のアフガニスタン戦の2点目のように、相手をゴール前から引き出す工夫が必要だったと思います。前半に2点目が得点できていればよかったのですが、このツケが後半のドキドキ展開につながります。

後半は、カウンターによりボールがお互いのゴール前を移動する展開になりました。山口選手の負傷退場の後は、日本が攻め込まれる場面もありましたが、香川選手のゴールにより2-0になりました。

最終的には5-0になったこの後半ですが、ゴール前での日本の守備の弱さが気になりました。ペナルティエリア付近でボールを持った相手に身体を張って止めに行かないので、相手がボールを持ち続け、シュートチャンスを作られました。GKの西川選手のナイスセーブがありましたが、本田選手の3点目の前に2-1になってもおかしくない状況でした。ファールになってFKをとられる事を恐れたのだと思いますが、もっと相手選手への当たりを激しくしないと、死に物狂いの最終予選に不安が残るのではないでしょうか。この「激しい当たり」の意味は、「ファールはしないが身体を張って相手選手を止めて、ボールに干渉する」です。守備組織の構築以前に、前回のワールドカップでもこんな守備はしてなかったように思います。

岡崎選手代表戦100試合出場、おめでとうございます。山口選手の代わりになぜ原口選手が入ったのか良く分かりませんでしたが、最後に原口選手が得点できて良かったです。山口選手の負傷が軽度でありますように。


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