2016年11月20日日曜日

【J1】 2016年シーズンのJ1、勝敗と先制点の有無

前回の記事(【J1】 2016年シーズンのJ1、ホーム・アンド・アウェーの勝敗数と勝点)では、2016年シーズンのJ1について、ホーム・アンド・アウェーの差がほとんどない事を報告しました。(それ以前のシーズンと同じように)

今回は、2016年シーズンのJ1について、試合結果を大きく左右する先制点の有無と勝敗の関係について書きます。

おおまかな傾向としては、pal-9999さんらが以前に報告されている内容と同じです。下部の参考ページを御覧下さい。

継続性のあるクラブについては、自分達の試合展開を理解するための良いデータになるはずです。


まず、各チームの先制点を奪った試合数(先有)、先制点を奪われた試合数(被先)、スコアレスドローにおわった試合数(スド)の表を示します。

2016年シーズンのJ1、先制点の有無。「先有」は先制点を獲得した試合数、「被先」は先制点を奪われた試合数、「スド」はスコアレスドローの試合数。並びは、年間勝点順位。

並びは、上から年間勝点の順位です。「脚」は、いわずもがなガンバ大阪です。

見て分かるように、年間勝点の多さと、先制点を奪った試合数の多さ、先制点を奪われた試合数の少なさはだいたい似た傾向(比例?)です。

よく言われているように、サッカーでは先制点が大きな意味を持ちます。

スコアレスドローは、多くても4試合、ほとんどのチームが年間で1から3試合、経験しています。

勝点と先制点の傾向から外れているのは、上位のチームではG大阪(脚)、中位では東京、下位では新潟です。これらのチームは後で言及します。


次に、先制点を奪った試合と先制点を奪われた試合での勝敗数の表です。

2016年シーズンのJ1、先制点の有無と勝敗数。「先有」は先制点を獲得した試合数、「被先」は先制点を奪われた試合数。

おおまかな傾向として、上位のチームは先制点を奪った試合の多くで勝利し、先制点を奪われた試合でも何割りかの試合で勝利しています。

一方、下位のチームは、先制点を奪った試合でも半分以上で勝利できず、先制点を奪われたほとんどの試合で敗北しています。

これらの傾向は、過去にpal-9999さんの記事でも書かれています。

他に目立つ傾向としては、大宮や広島のように、先制点を奪った試合では勝てるものの、先制点を奪われた試合では勝てない傾向です。

これらのクラブでは、先制点の有無が多くの場合の勝敗に直結している訳ですが、どんな問題があるのか一概には言えません。

ただ一例として、カウンター戦術を得意としていて、相手の守備を崩す事に困難のあるチームは、このような傾向を見せるはずです。

カウンター戦術が得意なチームなら、先制点をとって相手チームが攻め込んでくれば、さらに得点の機会が増え、勝利する可能性は高くなります。

一方、相手チームの守備を崩す事が苦手なチームなら、先制点を取られ、相手チームが守備を固めると、敗北する可能性が高くなります。


さて、先に挙げたG大阪(脚)、東京、新潟を見てみましょう。

G大阪(脚)は、先制点を奪った試合数よりも先制点を奪われた試合数が多いにもかかわらず、上位です。その原因は、先制点を奪われた試合での6勝です。逆転できる攻撃力はあるのですが、なかなかその攻撃力を最初から出せないのが今年のG大阪(脚)の問題なんでしょう。

東京は、先制点を奪った試合数は上位に近い19試合です。にも関わらず9位になった原因は、先制点を奪った試合での6敗(つまり逆転負け)です。磐田の5試合も多いですが、この2クラブ以外は多くても3試合です。逆転負けは、つらいです。

新潟は、先制点を奪った試合数では最下位の福岡より2試合多い程度ですが、先制点を奪った試合での勝利数は上位下位の甲府名古屋と変わりません。先制点を奪った試合数は少ないものの、その中での勝つ確率の高さが、残留に導いたようです。


最後に、先制点を奪った試合と奪われた試合での勝利数をそれぞれの試合数で割って、割合を求めました。

例えば、以下の表の0.10とは、10%の事です。

2016年シーズンのJ1、先制点の有無と勝敗の割合。「先有」は先制点を獲得した試合数、「被先」は先制点を奪われた試合数。

年間勝点首位の浦和は、先制点を奪った試合での勝率は90%、先制点を奪われた試合でも最も高い40%です。

ただ、先制点を奪われた試合での敗北が60%もあるのは、若干多いように思います。ここらへんに付け入る隙があるのでしょうか?

先制点を奪った試合での勝率について、浦和と川崎に次いで多いクラブはG大阪(脚)、広島、柏です。

これらのクラブが戦術的あるいは選手的な+αを加えて、先制点を取りやすくなると、優勝に近づくはずです。

一方、勝点で上位ながらも先制点を奪った試合での勝率の良くない、鹿島、大宮、神戸については、先制点を獲得した後の攻撃と守備についての問題がありそうです。

川崎は風間監督の退任が報じられていますが、他の上位チームの監督は多分変わらないと思うので、来シーズンは、これらのチームがどのような改善を施してくるのか、楽しみです。



参考ページ


Jリーグにおける先制点と優勝チーム、降格チーム (pal-9999のサッカーレポート)
【昴】2013年J1リーグにおける先制点と勝敗結果の相関。 (フットボール マンション)
やっぱり先制点は重要だった! (サッカー データスタジアム)




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