サッカーやバスケにおいては、パスを出すために味方選手を瞬時に見つける事が重要になる。そのために、味方選手がボール保持者に見つけてもらうためにも、人間の視野角がどの程度あるのかを知る必要がある。
結論から言うと、焦点を合わせやすい視野角(安定注視野)は左右に60度から90度である。
単に風景を眺める場合、人間は左右200度に及ぶ範囲で情景を認識できる。
一方、動いている物体を見る場合、頻繁に焦点を調整する必要があり、そのために有効な視野は制限される。この60度から90度の制限された視野を考慮して、ボールの移動経路を考える必要がある。
サッカーやバスケでのパスのために、横一列ではなく、三角形(トライアングル)を作れと言われる理由は、まさにこれであろう。
正直言って、安定注視野という単語がチンプンカンプンである事を、打ち明けておこう。ただ、大体の推測はできる。
映画を見るとき、一番前の席が見にくいのは、この安定注視野の制限のためだと思う。
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安定注視野の情報は、「3 次元画像用語事典,新技術コミュニケーションズ(2000)124 」に載っているようである。(内容未確認)
この情報は、例えば「人間 視野角」で検索をかけると出てくる以下のPDFファイルに書かれていた。
この資料は、大阪大学情報システム工学専攻の清川清 准教授により作成された。この資料は広画角高精細ディスプレイについて記されている。
他にも、左右に60度から90度と書かれているWEBページは存在するが、ここでは紙媒体の出典を明記していた上記資料を挙げておく。
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