2024年6月23日日曜日

【J2、現地観戦】 2024/06/22 第21節 栃木 対 千葉

諸事情により豊スタに行けないので、久しぶりのサッカー観戦に「カンセキスタジアムとちぎ」での栃木対千葉を観てきました。「試合を見に行ったら一つ驚いたよ」という程度の記事です。

以前にブログ記事を書いていた時期の名古屋のメンツでは、千葉には田口、栃木にはキショーさんがいます。終電の時間もあり、試合を最後まで見れませんでしたが、やはり現地はいいですね。時間の経過があっという間でした。

試合内容は置いといて、今回書きたかったのは、栃木のバックスタンド(バクスタ)の雰囲気についてです。


カンセキスタジアムとちぎのバックスタンド

私の記憶にある名古屋(瑞穂と豊スタ)との差異で驚いたのは、私の観測範囲でバクスタの半分くらいのサポが、試合開始からゴール裏に連動して手拍子をしていたことです。(応援グッズも使っていたのですが、名称は何でしょうね、メガホンが半分になってて叩くと音のおっきなヤツ。物理的に耳が痛いくらいに。)

この記事の動機は、Jリーグの観戦スタイル幅広いなぁと驚いたからですし、またどうしてそんな形式の応援スタイルが定着したのかと不思議に思ったからです。観戦の雰囲気を作り上げてるなぁ感心はしましたが、このような形式の観戦スタイルを名古屋に促そうとは思いません。名古屋のバクスタは応援はゴール裏に任せて観戦に集中するスタイル(と私は勝手に思っています)でしたし、栃木のバクスタの半分程度はやはり手拍子はせずに試合観戦に集中していました。私は観戦に集注したい派です。応援したい人たちはゴール裏に集まるものだと思っていましたが、私の記憶にあるよりも子供連れ観戦の比率が高かったことが理由かもしれません。

サポーターにとっては自クラブの観戦に行く(クラブに金を落とす)ことは当然の行為ですが、それが困難な環境になったら他クラブのスタジアムに観戦に行くと何か新鮮な発見があるかもしれません。


今シーズン、現在の名古屋グランパスについては、永井が怪我・長期離脱をしないことを願うばかりです。中谷も宮原も活躍してんなぁ。

2019年5月10日金曜日

サッカー戦術 8 オープントラッキングデータの解析

本書は、ブログ記事のまとめです。

https://tetsuyatyamamoto.blogspot.com/search/label/トラッキングデータ

まとめたブログ記事は、上記URLで公開している「サッカーにおけるボロノイ図使用の制限」と「オープントラッキングデータの解析」についての一連の記事です。ジュピターノートブックのファイルはこれらのブログ記事でも公開しています。

本書と一連のブログ記事の動機は、自身で解析をしてみたいという願望につきます。

本書の第3章は「とりあえず解析してみた」の域は出ていません。この章で紹介した基本的な解析結果から、実際の試合で監督の判断の材料になりそうな要素を取り出すには、まだいくつかの段階が必要です。第4章のオフ・ザ・ボールの動きを検出するための指標案は、その段階の一つです。第5章では、最近のサッカーの記事でしばしば目にするボロノイ図の使用制限についてです。ボロノイ図は分かりやすい図ですが、その背景にある仮定は理解しておく必要があります。


2019年1月21日月曜日

サッカーにおけるボロノイ図使用の制限 簡単な数値計算

前の記事(サッカーにおけるボロノイ図使用の制限、ボロノイ図とは?)に続けて、本記事では、「選手たちの移動速度を考慮した、各人がカバーできる領域の数値計算」について述べます。

数値計算ですので、未経験の人には意味不明な内容も含まれているでしょうが、画像だけでも眺めてください。

難しい数値計算はしていません。使用した計算スキームは、4次のルンゲクッタ法の2次元版で、大学の学部生レベルで習うでしょうか。


繰り返しの主張ですが、計算時点での選手たちの移動速度を考慮すれば、各人がカバーできる領域はボロノイ図の領域からずれます。

ボロノイ図の代替案としての私の提案は、試合の状況が変化する数秒程度の範囲で、各人がカバーできる領域を図示する事です。



本記事の内容。

  • ボロノイ図再現
  • 初速度がある場合
  • モデル速度からの衝突境界線の計算
  • 実用的な図?


以下の画像は、Python3のこのプログラム(jupyter notebook)をGoogle colaboratoryで実行し、作成しました。

サッカーにおけるボロノイ図使用の制限、ボロノイ図とは?


本記事の主張は、「サッカーではボロノイ図を無制限に信頼しないでね」、です。

特に私が危惧しているのは、盲目的な信頼によって、ボロノイ図が選手批判に使用される事です。

事実として、選手たちが動いてない時(動きが悪い時)ほど、ボロノイ図は各人がカバーできる領域に近くなります。

一方、選手たちが走り回っていると、ボロノイ図は各人がカバーできる領域からかけ離れます。

私が思うに、ボロノイ図は、動き回る事で面白くなるサッカーとは相性がよくありません。

ボロノイ図がサッカーの試合分析に使われる理由は、「簡単な計算でそれらしい領域が求められる事」です。


この記事では、ボロノイ図を説明します。

次の記事では、簡単な数値計算によって、選手たちが動いている時にボロノイ図を使う事の困難を示します。

次の記事、サッカーにおけるボロノイ図使用の制限 簡単な数値計算


本記事の内容は次の通り。
  • 個人がカバーできる領域を表していそうなボロノイ図
  • 疑問に思う場面
  • 試合中にボロノイ図が使えそうな場面
  • ボロノイ図が使えそうな事例

2018年12月23日日曜日

【ポエム】日本は、欧州サッカーを理解し、自分たちのモノにできるか?

現在のサッカーは、欧州がリードしている。

そのため、日本が欧州からサッカーを本格的に学ぼうとする事は自然である。

ただ私は、日本人は欧州のサッカーを本当にモノにできるのだろうか、という疑問を持っている。

システムを自分たちの都合の良いように解釈して、結局表面をなぞるだけになるのではないか?



本記事は、学術と大学を取り巻く状況を、日本サッカーの未来に重ねたポエムです。



内容は次の通り。

  • 日本にもたらされる欧州のサッカー
  • 日本社会の和魂洋才
  • 日本サッカーの和魂洋才
  • 解決方法は?




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サッカーにおけるボロノイ図使用の制限、ボロノイ図とは?

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