2019年5月10日金曜日

サッカー戦術 8 オープントラッキングデータの解析

本書は、ブログ記事のまとめです。

https://tetsuyatyamamoto.blogspot.com/search/label/トラッキングデータ

まとめたブログ記事は、上記URLで公開している「サッカーにおけるボロノイ図使用の制限」と「オープントラッキングデータの解析」についての一連の記事です。ジュピターノートブックのファイルはこれらのブログ記事でも公開しています。

本書と一連のブログ記事の動機は、自身で解析をしてみたいという願望につきます。

本書の第3章は「とりあえず解析してみた」の域は出ていません。この章で紹介した基本的な解析結果から、実際の試合で監督の判断の材料になりそうな要素を取り出すには、まだいくつかの段階が必要です。第4章のオフ・ザ・ボールの動きを検出するための指標案は、その段階の一つです。第5章では、最近のサッカーの記事でしばしば目にするボロノイ図の使用制限についてです。ボロノイ図は分かりやすい図ですが、その背景にある仮定は理解しておく必要があります。









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第1章 導入
 1.1 動機
 1.2 内容
 1.3 ブログ記事

第2章 解析の概要
 2.1 データ概要
  2.1.1 Pettersen et al. (2014)
  2.1.2 DEBS2013
 2.2 解析環境
 2.3 コーディングについて
 2.4 トラッキングデータで分かること分からないこと

第3章 DEBS2013のデータ解析
 3.1 データサイズの縮小
 3.2 元データの誤り
 3.3 時刻合わせ
 3.4 パスマップ
  3.4.1 パスの定義
  3.4.2 パスマップ他
 3.5 パスの速度変化
  3.5.1 観測値の変化
  3.5.2 フィッティングできない例
  3.5.3 パスの減速
  3.5.4 ロングパスのエネルギー保存について
 3.6 動画作成
 3.7 個人の守備領域
 3.8 選手たちの速度変化を解析してない言い訳

第4章 オフ・ザ・ボールの動きの指標案
 4.1 導入
 4.2 指標案
 4.3 動画

第5章 ボロノイ図使用の制限
 5.1 導入
  5.1.1 サッカーにおけるボロノイ図
  5.1.2 ボロノイ図は適切か?
 5.2 数値計算
  5.2.1 計算概要
  5.2.2 計算結果
   5.2.2.1 ボロノイ図再現(初速度0の場合)
   5.2.2.2 初速度を持つ場合
   5.2.2.3 モデル速度からの衝突境界線の計算
   5.2.2.4 実用的な図
 5.3 議論
  5.3.1 試合中にボロノイ図が使えそうな場面は?
  5.3.2 現実社会でボロノイ図が使えそうな事例

参考文献


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