2016年7月10日日曜日

【J1、試合観戦】 2016/7/9 2nd-2 名古屋グランパス 対 川崎フロンターレ

川崎の3点目は華麗でしたね!(気絶寸前

冗談は置いといて、中村選手の一日も早い回復を願います。

新加入2選手のスタメン、偏ったファウル判定、イ・スンヒ選手のレッドカード(中村選手の負傷退場)、無得点、話題に事欠かない試合でした。

前半41分ちょうどあたりのシモビッチ選手のシュートは残念!あれが入っていればなぁ。

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前夜から降り続いた雨は止んだものの、分厚い雲に覆われていました。入場者数は16780人、瑞穂で今季最高?くらいのお客さんが入ったのですが…。


スタメン

シモビッチ選手が先発に帰ってきました。新加入のハ・デソン選手と扇原選手がスタメンで出てきました。

DF陣はいつも通り、左SBは安田選手、CBは竹内選手と大武選手、右SBは矢野選手でした。

中盤は左が野田選手、ボランチが扇原選手とイ・スンヒ選手、右が小川選手、FWはシモビッチ選手とハ・デソン選手でした。

ハ・デソン選手と扇原選手は前のクラブではスタメンでなかったはずですが、いきなりのスタメン起用に驚きました。

練習で2人共調子が良かったらしく、試合中も身体が重い感じはありませんでしたが、連携面はどうだったんでしょうか?


試合展開

得点者は小林選手、大久保選手、中村選手、川崎の主力が点をとり、一方で名古屋は無得点でした。

前半はどちらに転がるか分からない時間もありましたが、2点目、3点目など、川崎に実力を見せつけられました。

名古屋はシュート7本、川崎は13本、CKは名古屋3本、川崎6本でした。(ろくに攻撃できないのがつらい)

結局、名古屋は前からボールを取りに行くものの、躱されてしまい、失点を重ねました。

「名古屋のプレスを川崎がパスでかわして勝利した」、名古屋にとっては残念ながら、この構図には文句がつけられません。

ただ、今の名古屋のチーム戦術とシモビッチ選手が噛み合って無いと思います。


プレス戦術のためのスタメン

昨日のスタメン、ベンチメンバーの中から、プレス戦術のための選ぶなら、FWに和泉選手、松田選手、MFは左から、杉森選手、明神選手、イ・スンヒ選手、古林選手、DF陣はそのままです。(プレス戦術だけで試合ができるわけではありませんが)

和泉選手、松田選手、杉森選手、古林選手(+明神選手、イ・スンヒ選手)で川崎にプレスをかけます。

移籍してきた選手達は、プレスの連携に慣れてないかと思い、外しました。

負傷交代なしとして、後半20分からシモビッチ選手と野田選手を投入、ゴール前へのロングパス戦術に切り替えます。

この戦術と選手構成の理由は、①川崎相手に守備に不安があるのでプレスを仕掛ける、②プレスのために走れる選手達を入れる、です。

ショートパス主体の川崎のリズムを崩すため、プレスをかけます。

シモビッチ選手を外した理由は、プレッシングの穴になってしまうからです。

川崎の3点目は、シモビッチ選手が前線でボールを追い切れない場面から始まりました。


シモビッチ選手をどう活かすか?

しかし、シモビッチ選手の高さ(身体全体のデカさ)を活用しないのは、もったいない話です。

結局のところ、シモビッチ選手の高さを活かすためには、シモビッチ選手にゴールに近い場所にいてもらう必要があります。

今季の名古屋の試合で、私が最も興奮した場面は、1stステージ第12節の甲府戦、最後の20分間です。(ルヴァン杯予選の磐田戦のプレスも凄かった(機能していた)ですが。)

この甲府戦、2-0でリードされた段階から相手ゴール前にボールを放り込みはじめましたが、ほんと逆転してもおかしくないくらいの勢いでした。

この時、シモビッチ選手がヘディングで得点しましたが、他にオーマン選手や川又選手もおり、名古屋の高さを十二分に活かした攻撃でした。

今日の試合でも前半15分前後?や試合終盤の相手陣内・相手ゴール前での、チャンスを伺う遅攻、セカンドボールを拾っての攻撃の継続は、シモビッチ選手の高さ(怖さ)を出せていたと思います。

あるいは1stステージでは、ボランチの田口選手とイ・スンヒ選手がボールを奪って、速攻を仕掛け、古林選手のクロスをシモビッチ選手が決めた得点もありました。

これらのシモビッチ選手のプラスの効果に比べると、今の中盤でのプレスにシモビッチ選手を参加させる事は、マイナスの効果だと思います。

プラスとマイナスがどう相殺するかですが、今回の試合ではマイナスが大きかったと思います。

後ろ2列で守備ができれば、シモビッチ選手を前に貼り付けておけるんですが。


各プレー

前半のみですが、気になったプレーの紹介です。

野田選手のシュート選択は良かったと思います。シュート自体は残念でしたが。

18分45秒の扇原選手のロングパスはお見事でした。

川崎の1点目については、安田選手が触れていたらというのと、小川選手の守備の怠慢だと思います。

安田選手はともかく、最後のクロスへの対応が遅れた小川選手は、歩いてゴール前に戻ってる場合ではなかったと思います。

シモビッチ選手のシュートが入りそこねた場面は、残念でした。

矢野選手のクロス、小川選手の胸パス、シモビッチ選手の身体のデカさを活かしたシュート、お見事でした。

入っていれば、小川選手の守備の怠慢は帳消しだったのに…。



審判については書きたくありませんが、偏っていましたね。

公正な判定でも川崎優勢だったとは思いますが、もっと名古屋のセットプレーを見たかった…。



次回は、13日(水曜日)に鹿島戦です!

カイオ選手という大きな脅威が去った訳ですから、もう逆転負けは無いですよね?無いですよね?

今季3度目の正直に期待します。




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